投稿 回復は続いているのに、リハビリが終わってしまう――失語症にある「6か月の壁」 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>それにもかかわらず、日本の医療制度では、
多くの場合、発症からおよそ6か月でリハビリが一区切りになります。
当事者や家族から、こんな声を聞くことがあります。
「まだ言葉が出にくいのに、予定だからと退院になった」
「良くなっていないわけではない。でも途中で終わってしまった」
そこにあるのは怒りというより、
見捨てられたような不安です。
身体の回復であれば、
「もう少し歩けるようになってから」
「退院後も続けましょう」
という選択肢があります。
一方で、ことばのリハビリは、
病院を出た途端に、続きが見えなくなることが少なくありません。
回復が止まったのではなく、
支援の方が先に終わってしまう。
ここに、失語症リハビリの大きな課題があります。
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]]>投稿 失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~ は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>本日も引き続き、失語症の回復に関わる要因について、お伝えします。
さいごに
NPO法人りじょぶ大阪では、毎月第4土曜日17時~18時まで
オンライン当事者会を開催しています。ぜひ、お越しください。昨年末の報告はこちらから↓↓
https://rejob-workers.com/archives/4430
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]]>投稿 失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~ は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2026年4月25日は、第7回目の失語症の日記念イベントを開催します!現在、準備中ですので、詳細は少しお待ちください。
今日から失語症の回復に関わる要因について、お伝えしていきます。取り上げたいテーマがあればコメントを下さい。Youtubeでも配信していますので、チェックください。
さて、失語症のリハビリテーションや回復には、医学的な要因から社会的な環境、心理面まで、多岐にわたる要因が影響します。主な要因を整理して説明していきます。
地域における言語聴覚士の不足を解決したく、私は2019年からオンラインで言語療法を開始しました。これまで300名以上の方にご利用頂きました。
詳細はこちらです↓↓お気軽にお問い合わせください。
次回も、続きをお伝えします。
投稿 失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~ は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>投稿 まとめる力は、教え込まずに育てていく ——時間をかけて、くり返し引き出すという支援 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>支援で大切にしているのは、正解を教えないことです。
答えを渡せば、その場はすっきりします。でも、それでは
「自分でまとめる経験」が残りません。
大まかには分かっている子ほど、考えを言葉にする時間が必要になります。
繰り返すのは、シンプルな問いです。
話を直したり、評価したりはしません。頭の中にある“糸”を、一緒に探す時間です。
まとめる力は、一度で身につくものではありません。
似た構造の話題を、形を変えながらくり返すことで、
が、少しずつ育っていきます。
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]]>投稿 話題が飛んでいるように見えるのは、なぜ? ——聞き手がついていけなくなる理由 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>今回は、なぜ彼女の話が“飛んでいるように見えるのか”その点だけに焦点を当ててみます。
まず大前提として、
このような話し方をする子どもは、他のことを考えているわけではありません。
話題からそれているわけでも、思いついたことを適当に話しているわけでもありません。
本人の中では一貫して、「敬語」「年上と年下」「立場の違い」
という同じテーマについて考えています。
ただ、その考えが聞き手に分かるように「共通点を」話せていない。それが、「話が飛んでいる」ように見える理由です。
彼女が挙げた例を並べてみると、
いずれも、
「立場が違う人どうし」という共通点があります。
本人の頭の中では、これらは一つのテーマでつながっています。そして「社長と平社員」「大人と子ども」であれば、責任や裁量の範囲が違うということも共通です。これを彼女は「平等でない」と表現しました。なんとなく言いたいことは推測できますよね。
これは、
ということではありません。
考えのつながりが見えていないからです。これを抽象化と表現します。ここが苦手なお子さんは、よく「結局何がいいたいの?」とよく言われて、話すことに苦手意識を持ってしまいます。
次回は、どうしたらよいのかをお伝えします。
投稿 話題が飛んでいるように見えるのは、なぜ? ——聞き手がついていけなくなる理由 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>投稿 「見えない」からこそ、置き去りにされてしまう失語症の困難さ は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>さて、失語症のある方の困りごとは、外から本当に見えにくいものです。
今回の記事は、「失語症の日」イベント開催前に、新聞記者の方とお話しした内容をまとめました。
失語症は、障害者手帳では「身体障害手帳」に分類されています。麻痺を伴う重度の失語症の場合。通院や外出には付き添いが必要なことも多く、生活の大変さは明らかです。言葉の困難さそのものが十分に考慮されていない場面をよく見かけます。一方で、麻痺がなく、言語だけが重度の場合はどうでしょう。
歩ける。身なりも整っている。一見すると「普通」に見えるために、使える社会資源がほとんどない。
これは現場で、何度も直面してきた現実です。
特に支援からこぼれ落ちやすいのが、軽度失語症のある方です。日常会話はなんとか成り立つ。だから周囲からは、「もう大丈夫ですね」「仕事に戻れてよかったですね」
そう言われることが多い。でも、実際にはここからが本番だったりします。
学生さんであれば、
そんな困りごとが、静かに積み重なっていきます。
それでも、相談できる場所がないし、利用できる制度もない。そして、「困っていること自体が、分かってもらえない」ここが一番つらいところかもしれません。
学生さんや若年層の方から、こんな声をよく聞きます。
「自分と同じ失語症の人がいるのか分からない」「他の人は、どうしていますか?」
当事者同士が出会える場や、経験を共有できる場所は、驚くほど少ないのが現状です。同じ悩みを抱えている人がいると分かるだけで、少し楽になることもあるのに、そこにつながる道が、ほとんど用意されていないのです。
失語症意思疎通支援事業も、全国で少しずつ始まっています。とても大切な取り組みだと思います。
ただ、現在のところ、支援者を養成するところで止まってしまい、実際に困っている人と、どうつなぐのか
その仕組みがまだ弱く、結果として、「制度はあるのに、使われていない」そんな状態が続いています。
失語症は、メンタルの問題ではありません。脳の障害です。話すだけでなく、
読む、書く、聞く、計算する、こうした複数の機能が、同時に影響を受けることがあります。
だからこそ、本人の努力だけでどうにかなるものではありません。
根っこにあるのは、社会全体が、失語症を正しく知らないことだと感じています。必要なのは、過剰な配慮や同情ではありません。
それだけで、失語症のある方が「社会に参加し続けられる可能性」は、大きく広がります。言葉のバリアフリーを、特別なことにしない。それを当たり前にしていくことが、これからの社会には必要なのだと思います。
2026年4月25日(土)第7回失語症の日記念イベントを開催します。
今年は、テツ&トモさんが歌う「おんどくドクドク」が、応援キャンペーンソングとなりました。
https://youtu.be/CyeDsct7LOw?si=PirMxlv9-JKa1ATp
踊りはこちら!
https://youtu.be/1LJAJatfqF8?si=m2_mdk8DZXjtkarx
投稿 「見えない」からこそ、置き去りにされてしまう失語症の困難さ は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>投稿 わかっているのに、うまく説明できない ——中学1年生の女の子の話 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>これは、子どもに限らず、大人でも感じることのある感覚です。
今回紹介するのは、オンラインで支援をしている中学生のエピソードです。彼女をもとに「うまく説明できずに、伝わらない」背景と工夫について考えていきます。(個人情報保護の観点から一部内容を変更しています)
その日は、最近あった出来事を自由に話してもらっていました。
彼女は、地域活動で一緒になる子の話をしてくれました。
「いつもため口で話してくる子がいて、同じ年だと思ってたんです。でも、あとで聞いたら2つ下だったので、びっくりしました。年上には敬語を使わないといけないのに」
年齢や立場が上の方には、敬語を使うべきだと考えている理由を聞いてみました。
「そうだね。年上には敬語を使うことが多いよね。でも、どうして敬語を使うんだと思う?」と聞くと、いくつかの例を挙げて説明してくれました。
どれも外れてはいません。けれど、聞いている側には少し引っかかりが残ります。
たくさん例をあげているけど、「結局、敬語を使う理由をどう理解しているのか」が伝わらないのです。
ここで大事なのは、彼女が「わかっていない」わけではない、という点です。
彼女は、大まかには分かっています。
経験の中で、「年上と年下には違いがある」「立場によって、できることが違う」ことを知っている。ただ、「なんとなく分かっていること」を、相手に伝わる言葉にまとめるのが難しい。ここで、立ち止まっています。
さて、たくさんの事例をあげて話す彼女に対し、「これとこれの共通点はなんだろう?」と内容のまとめを促しました。
また、「平等と対等の違いはわかる?」と、言葉の定義も確認しました。
この日のセッションは30分。最後に、「むずかしかった〜」と言いながらも、表情はすっきりしていました。「私が考えていたは、こういうことか」そんな小さな納得が、その表情からは見えました。
投稿 わかっているのに、うまく説明できない ——中学1年生の女の子の話 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>投稿 言語聴覚士が、地域社会に出ていくという選択 ――一緒に、新しい言語療法を考えたい は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>――一緒に、新しい言語療法を考えたい
すぐに答えが出る話ではありません。
私自身も、まだ模索の途中です。
それでも確信していることがあります。
言語聴覚士の専門性は、もっと社会に届いていい。
制度の中で働くことも大切です。
同時に、制度だけに頼らず「本当に必要な支援は何か」を考え続けることも、専門職としての責任だと思っています。
これは、誰か一人が背負う話ではありません。
小さな実践や試行錯誤が、次の支援の形をつくっていく。
この連載は、完成された答えを提示するためのものではありません。
同業者であるあなたと、一緒に考えるための問いかけです。
ことばの支援を、人生につなぐために。
私たちは、どんな言語療法をつくっていけるのか。
その答えを、これからも考え続けたいと思っています。
私たちは現在、言語聴覚士の知見をセッション外でも活かせる形にするため、アプリやツールといった仕組みづくりにも取り組んでいます。専門職が常にそばにいなくても、家庭や地域の中で支援が続いていく──そんな言語療法の新しい形を、試行錯誤しながら実装しようとしています。
この連載が、あなた自身の実践や問いと重なり合い、次の一歩を考えるきっかけになれば幸いです。
投稿 言語聴覚士が、地域社会に出ていくという選択 ――一緒に、新しい言語療法を考えたい は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>投稿 これからの言語聴覚士に求められること ――支援を「点」から「線」へ は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>――これからの言語聴覚士像
これからの言語聴覚士に求められる役割は、
「話せるようにする人」だけではないと、私は考えています。
ゴールは訓練の達成ではなく、社会参加や人とのつながり。
会話そのものだけでなく、関係性や役割まで含めて支えること。
言語聴覚士は、コミュニケーションを軸に生活を設計できる専門職です。
また、STは医療と生活をつなぐ「翻訳者」でもあります。
医療や療育で得た評価や見立てを、家庭・学校・職場で活かせる形に翻訳し、家族や支援者、教師と共有する。
そうすることで、支援は「点」ではなく「線」になります。
さらに、制度の内と外を行き来できる存在であることも重要です。
医療行為ではない関わり方、環境調整、支援設計にこそ、STの専門性が活きる場面は多くあります。
個人の時間労働に頼るのではなく、アプリや教材、ツールとして知見を展開することで、
一人のSTが、より多くの人を支えることもできるはずです。
投稿 これからの言語聴覚士に求められること ――支援を「点」から「線」へ は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>投稿 「場がないからできない」で終わらせない ――新しい言語療法という考え方 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
]]>――セッションで終わらせない支援へ
私は、思っています。
もし「場」がないのなら、つくる必要があるのではないか。
ここで言う「新しい言語療法」とは、特別な技術や、これまでになかった訓練方法のことではありません。
それは、
そうしたものを含めた、構造としての言語療法です。
これまでの言語療法を否定したいわけではありません。
医療・療育・介護の現場で、多くのSTが誠実に積み重ねてきた実践があって、今があります。
ただ、その支援が制度の枠の中で完結してしまうとき、
「その人の人生の中で、ことばはどう使われ続けるのか」という問いが、置き去りにされてしまうことがあります。
本当は私たちは、評価の時点でその人の生活や背景を見ています。
誰と話すのか、どんな場に戻るのか、何に困りそうか。
それなのに、支援のゴールは「セッションが終わること」になってしまう。
それはSTの専門性が足りないからではなく、そうならざるを得ない仕組みの中で働いているからです。
だからこそ、新しい言語療法は「技法」ではなく、「在り方」から考える必要があると感じています。
投稿 「場がないからできない」で終わらせない ――新しい言語療法という考え方 は 言語聴覚士のお仕事 に最初に表示されました。
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