失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~

失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~

 

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2026年4月25日は、第7回目の失語症の日記念イベントを開催します!現在、準備中ですので、詳細は少しお待ちください。

今日から失語症の回復に関わる要因について、お伝えしていきます。取り上げたいテーマがあればコメントを下さい。Youtubeでも配信していますので、チェックください。

さて、失語症のリハビリテーションや回復には、医学的な要因から社会的な環境、心理面まで、多岐にわたる要因が影響します。主な要因を整理して説明していきます。

1. 医学的・身体的な要因

  • 年齢と原因疾患: 患者の年齢や、失語症を引き起こした原因(脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷など)によって、期待できる回復の程度は異なります。年齢は若い方が回復が見込めます。パーキンソン病などの変性疾患では、徐々に進行していきます。
  • 脳の損傷部位と範囲: 言語機能を司る「言語野」のどの部位が、どの程度の範囲で損傷を受けたかにより、症状の種類や重症度が決まります。
  • リハビリ開始の時期: 早期に発見し治療を開始することで、回復までの期間を短縮できる可能性があります。現在、多くの急性期病院では、早くからリハビリテーションが開始されますが、言語聴覚士が不足しており、失語症に対するアプローチが不十分であることも指摘されています。またあまりに早期だと意識レベルが低下しているので、言語よりも身体のリハビリに重点を置き、意識レベルの改善を重視することもあります。

2. 専門職や施設による支援体制

  • 言語聴覚士(ST)の介入: 言語聴覚士の指導のもとで行われる言語療法が重要です。しかし、介護保険領域ではSTが在籍する事業所がまだ少ないため、STがいる施設を選べるかどうかがポイントになります。
  • 医療・介護スタッフの理解: 失語症は「言葉の障害」であり「知能の低下」ではないことをスタッフが正しく理解しているかどうかが、リハビリの質を左右します。本人の前で不適切な発言がなされたり、コミュニケーションが拒絶されたりすることで、本人がスタッフとの関りを嫌がる原因にもなります。「話したくない」という気持ちになってしまうと、回復を妨げてしまいます。
  • 主治医の理解: 介護保険の申請において、麻痺だけでなくコミュニケーションの問題が生活に及ぼす影響を理解し、適切にヒアリングしてくれる医師の存在は、適切なサービスを受けるために不可欠です。

さいごに

地域における言語聴覚士の不足を解決したく、私は2019年からオンラインで言語療法を開始しました。これまで300名以上の方にご利用頂きました。

詳細はこちらです↓↓お気軽にお問い合わせください。

https://kotoba-tenshi.com/

 

次回も、続きをお伝えします。

私の活動

 

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