話題が飛んでいるように見えるのは、なぜ? ——聞き手がついていけなくなる理由

話題が飛んでいるように見えるのは、なぜ? ——聞き手がついていけなくなる理由

前回は、
彼女が理由を説明しようとする中で、次々にいろいろな具体例を話すので、「結局何が言いたいのだろう?」と、相手に伝わりにくかったエピソードをお話しました。

今回は、なぜ彼女の話が“飛んでいるように見えるのか”その点だけに焦点を当ててみます。

他のことを考えているわけではない

まず大前提として、
このような話し方をする子どもは、他のことを考えているわけではありません

話題からそれているわけでも、思いついたことを適当に話しているわけでもありません。

本人の中では一貫して、「敬語」「年上と年下」「立場の違い」
という同じテーマについて考えています。

ただ、その考えが聞き手に分かるように「共通点を」話せていない。それが、「話が飛んでいる」ように見える理由です。

頭の中では、ちゃんとつながっている

彼女が挙げた例を並べてみると、

  • 社長と平社員
  • 大人と子ども
  • 年上と年下

いずれも、
「立場が違う人どうし」という共通点があります。

本人の頭の中では、これらは一つのテーマでつながっています。そして「社長と平社員」「大人と子ども」であれば、責任や裁量の範囲が違うということも共通です。これを彼女は「平等でない」と表現しました。なんとなく言いたいことは推測できますよね。

「飛んで見える」だけ

これは、

  • 理由がわからない
  • 考えが他のテーマに移った

ということではありません。

考えのつながりが見えていないからです。これを抽象化と表現します。ここが苦手なお子さんは、よく「結局何がいいたいの?」とよく言われて、話すことに苦手意識を持ってしまいます。

次回は、どうしたらよいのかをお伝えします。

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