言語リハビリ アーカイブ - 言語聴覚士のお仕事

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回復できたはずの人が、社会から離れていく ――失語症リハビリが途切れることで起きている「見えない損失」

回復できたはずの人が、社会から離れていく ――失語症リハビリが途切れることで起きている「見えない損失」

失語症のリハビリが十分に受けられないことは、 当事者にとって大きな苦しみであると同時に、 社会全体にとっても静かな損失を生んでいます。 特に、その影響が大きいのが、現役世代です。 「働きたい」という気持ちは、失われていない 失語症のある人の多くは、 「もう一度働きたい」「元の生活に戻りたい」と願っています。 調査でも、...Read More
地図も案内人もないまま、社会に戻される ――失語症者を取り巻く「見えない壁」

地図も案内人もないまま、社会に戻される ――失語症者を取り巻く「見えない壁」

失語症のある人が社会に戻ろうとするとき、 多くの場合、こうした壁に直面します。 どこに相談すればいいのか分からない 支援の情報が途中で途切れている 職場や地域に理解がない 特に復職については、 「元の仕事に戻りたい」と願う人が多い一方で、 実際に復職できた人は限られています。 能力だけの問題ではありません。 環境と支援...Read More
ことばは、使わなければ衰えていく ――「ことばの廃用」が静かに起きている

ことばは、使わなければ衰えていく ――「ことばの廃用」が静かに起きている

リハビリが続いていれば、 失語症の回復はゆるやかでも下支えされます。 ところが、支援が途切れると、 **「廃用」**と呼ばれる状態が起こりやすくなります。 これは、 「努力が足りないから」ではありません。 使う場と支援がなくなるからです。 身体のリハビリは、 退院後も通所や訪問で続けやすい仕組みがあります。 一方で、 ...Read More
回復は続いているのに、リハビリが終わってしまう――失語症にある「6か月の壁」

回復は続いているのに、リハビリが終わってしまう――失語症にある「6か月の壁」

失語症は、ゆっくりと、しかし確実に回復が続く障害です。 数か月で劇的に良くなることは少なくても、 適切なリハビリを続けることで、数年単位で変化が見られることが分かっています。 それにもかかわらず、日本の医療制度では、 多くの場合、発症からおよそ6か月でリハビリが一区切りになります。 当事者や家族から、こんな声を聞くこと...Read More
失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~

失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2026年4月25日は、第7回目の失語症の日記念イベントを開催します!現在、準備中ですので、詳細は少しお待ちください。 本日も引き続き、失語症の回復に関わる要因について、お伝えします。 3. 社会参加と環境要因 「毎日出かける場所」の有無: 就労世代にとっては、デイサービスのような...Read More
失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~

失語症の回復に関わる要因とは~言語聴覚士のお仕事~

  こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2026年4月25日は、第7回目の失語症の日記念イベントを開催します!現在、準備中ですので、詳細は少しお待ちください。 今日から失語症の回復に関わる要因について、お伝えしていきます。取り上げたいテーマがあればコメントを下さい。Youtubeでも配信していますので、チェ...Read More
「見えない」からこそ、置き去りにされてしまう失語症の困難さ

「見えない」からこそ、置き去りにされてしまう失語症の困難さ

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2026年4月25日は、第7回目の失語症の日記念イベントを開催します。現在、準備中ですので、詳細は少しお待ちください。 さて、失語症のある方の困りごとは、外から本当に見えにくいものです。今回の記事は、「失語症の日」イベント開催前に、新聞記者の方とお話しした内容をまとめました。 障害...Read More
言語聴覚士が、地域社会に出ていくという選択 ――一緒に、新しい言語療法を考えたい

言語聴覚士が、地域社会に出ていくという選択 ――一緒に、新しい言語療法を考えたい

制度の内と外、そのどちらかを選ぶのではなく、行き来しながら支援をつくる。その一つの実践として、私たちが今取り組んでいることにも触れながら、同業者への問いかけで連載を締めくくります。 言語聴覚士が、社会に出ていくという選択 ――一緒に、新しい言語療法を考えたい すぐに答えが出る話ではありません。 私自身も、まだ模索の途中...Read More
これからの言語聴覚士に求められること ――支援を「点」から「線」へ

これからの言語聴覚士に求められること ――支援を「点」から「線」へ

これからの言語聴覚士は、何を専門性として社会に届けていくのか。「話せる」支援を超えて、「生きる」を支える存在としてのST像を描きます。 「話せる」ではなく「生きる」を支える ――これからの言語聴覚士像 これからの言語聴覚士に求められる役割は、 「話せるようにする人」だけではないと、私は考えています。 ゴールは訓練の達成...Read More
「場がないからできない」で終わらせない ――新しい言語療法という考え方

「場がないからできない」で終わらせない ――新しい言語療法という考え方

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。「場がないからできない」で、本当に終わらせていいのでしょうか。従来の言語療法を否定するのではなく、その限界を受け止めた先に見えてきた“新しい言語療法”の輪郭を言葉にします。 新しい言語療法を、つくりたい ――セッションで終わらせない支援へ 私は、思っています。 もし「場」がないのな...Read More