STのテーマソングを作る人が現れた。これは本気で応援したい。

言語聴覚士(ST)として20年以上働いてきて、最近、STの将来に危機感を覚えてきた。少し前にこんな投稿をした。
これまでSTの将来なんて考えることがなかったけど 最近は、マジで危機感を覚える。 人にとって、コミュニケーションって大事なことなのに、なんで、そこ、ステイタス低いままなのかな。
ちなみに、アメリカの大学に進学した娘は入学後、しばらくの期間、アジア人集めてSTによる発話レッスンを受けていたらしい。「アメリカでは、母の仕事であるSTは、こんなことをするのか〜」と驚いたそう。日本にいる外国人労働者や、子供に対してもできることたくさんあるのにな・・・
そして先日、こんな記事を目にした。2040年の少子高齢化に向けて、看護師・PT・OT・STなど12の医療専門職種の「養成・確保策」の検討が国レベルで始まったというニュース。
https://gemmed.ghc-j.com/?p=74327
養成校の定員充足率が下がり続け、「志望者が減る→養成校が経営難になる→さらに志望者が減る」という負のスパイラルが現実のものになりつつある。
STも、その例外ではない。そもそも、この中で最も認知が低い職種がST。まず「STって何をする人?」を世の中に知ってもらわないことには・・そんなことを考えていたところに、面白い動きが飛び込んできた。
北海道・富良野のSTが「テーマソングを作る」と言い出した
ポッケ先生こと、太田拓実さん。STとして働きながら、週末は地元・富良野でダンスを教えている。地方でSTとして働く中で感じてきたのは、STが絶対的に足りないという現実。病院だけでなく、施設にも、地域にもSTがいない。評価や指導のために飛び回るうちに、「中学生・高校生がSTという職業を知らなければ、何十年後も変わらない」という確信に至った。そこで、選んだのが、音楽だった。
2026年3月にXで「ST楽曲プロジェクト」を発表。現在、言語聴覚の日(9月1日)に向けてSTのテーマソングを制作中で、Spotify・iTunesへの配信、カラオケ配信まで見据えている。
「知らない人にも届けてほしい」と思った理由
ポッケ先生とオンラインで話す機会をいただき、楽曲の方向性を決めるアンケートについて話し合った。そのとき私から提案したのが、アンケートの選択肢に「言語聴覚士を今日初めて知りました」を入れること。
「障害当事者とその周囲だけが集まるイベントは、啓発にはならない」と言われたことがあるからだ。当事者コミュニティの中で完結してしまうと、社会は動かない。そのことを痛感してきたから、このアンケートをSTや医療関係者だけのものにしたくなかった。
「知らなかった」という答えが集まること自体が、このプロジェクトの意義の証明になる。
STでも、PT・OTでも、医療と全然関係のない方でも、むしろ、全然知らない人に届いてほしい。そして「こんなに地味に頑張っている職種があるんだ」と知ってもらいたい。
まずはアンケート!
現在、2曲のデモ楽曲をもとに方向性を問うアンケートを準備中。公開されたらまたこのブログでお知らせします。
「言語聴覚士を初めて知った」という方の回答も、大歓迎です。
ポッケ先生のXアカウントはこちら








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