傷つけあう関係から逃れられないのはなぜ?〜私の行動を変えた本〜

傷つけあう関係から逃れられないのはなぜ?〜私の行動を変えた本〜

お金、名誉、健康、知性、人間関係、このうち「必ず一つに恵まれる」としたら、あなたは何を選びますか?私は「人間関係」です。その他がなくても、人間関係にさえ恵まれていたら、幸せな人生が送れると思います。ところが、人生そうは行かないことが多いですよね。親しいひと、大事なひととの間に限って、お互いが見たくない部分を見せたり、傷つけあってしまうことが本当に多いものです。

傷つけてあってしまう根本原因は?

久しぶりにいい本に出会いました。上司、親子、パートナー、こうした間柄で、なぜ、最も避けたいはずの「傷つけあう」行為を繰り返してしまうのか?それを止めるにはどうしたらいいのか?心屋仁之助さんらしいシンプルな言葉でまとめてあります。そして、著者自身も向い会うには躊躇してしまう、傷つけあう根本原因とは

「なんでわかってくれないんだ!」という思い

親しい人こそ、わかってほしいし、わかりあいたい。だからわかってくれないと、悲しいし、怒ってしまう。

さらに、親しいからわかってくれるだろうという甘えがあって、わかりあう努力を怠りがち。

本書には、事例を使って、同じ言葉や状況でも、感じ方が人それぞれでいかに異なっているのか、また、不必要に自分を苦しめてしまう原因についても書かれています。読んでいて辛くなる箇所もありますが、最後には「誰も悪くないんだな」と、ちょっと救われます。

傷つけ合わない関係をつくるシンプルな習慣 (朝日新書)
心屋仁之助
朝日新聞出版 (2016-10-13)
売り上げランキング: 354

修復の見込みがない辛い時期は

「覆水盆に返らず」ではないですが、一度、傷つけてしまった関係の修復は、双方が「修復したい」と望んでいても難しいもの。さらに、片方がもう心を閉じてしまった場合、絶望的な気持ちになりませんか?この本にかいてあるように「時が解決するのを待つ」とか「まずは自分が幸せになる」なんてことは到底できそうにありません。

でも、最近、私はいいことを思いついたのです!「私が悪かった」「あの時、こうしていれば」「あんなこと言わなくても」なんて、こじれた関係を見つめてばかりいても、辛い感情が込み上げてくるばかり。「こうしたらいいのか?」と思って行動しても、うまくいかなくて、さらに悲しくなるばかり。なので、

「神様、私のこの辛い状況には、何の意味があるのですか?」

と、尋ねるのです。対象を神様にして、一度、こじれた関係から離れるのです。お互い傷つけ合いたくないのに、そうなってしまったのは、もう、神様の仕業としか思えない。なんらかの意味があるに違いない、それはなんだろうと、思考すると、少し冷静になります。そして、「神様のしわざ」にしてしまうと、相手と自分を許すことができる気がします。自責の人も、他責の人も、試してみてください。

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