傾聴だけなら言語聴覚士は要らん!失語症・高次脳機能障害の言語リハビリ
さて、先日、言語聴覚士向けのワークショップ「ことばが話せないという主訴。相手の会話をどう評価して、何をしますか?」を開催しました。
頂いた感想は
「こうして会話で導いていくのかと、目から鱗でした」
さらに
「私は、これまでただ単に話を聞いていただけだったかも」
というものもありました。
言語聴覚士さんが、話を聞いてるだけじゃダメ
さて、一方的に言語聴覚士が話すのは最もよくないのですが、失語症・高次脳機能障害の人の話を聞いているだけでも良くない!それでは言語聴覚士がしなくていいと思います。私たちが実施するのは、
- 話を聞いて、その人の困りごとを抽出する
- その背景にある症状を分析する
- 本人に分析した内容を理解してもらえるように、その人の能力にあわせて説明する。または考えてもらうよう誘導する。
- 解決方法、工夫をお伝えする。または考えてもらうよう誘導する。
- 本人に理解したことを話してもらい、理解度をチェックする
この5ステップです!よく傷つけてはいけないと思って、問題があるのが明らかななのに
「うん、大丈夫ですよ」「気にしすぎですよ」と本人に伝え
「いや~あれはトラブルになるよね」とスタッフとかと話している人!それ、明らかにプロがやる事じゃない~!
トレーニングで誰でもできるようになる!
さて、上記のことを話すと「実践しようと思ったら難しいですよね」というお声が多いのですが、
いえいえ、大丈夫!目的を明確にして、型を身に着ければよいのです。
ワークショップ開催のお知らせ
ということで、言語聴覚士の会話術を磨くためのワークショップを定期的に開催します。
次回は11月12日(土)20時~21時
「単なる傾聴ではだめ!相手の会話からどのような気づきを引き出すか?」
オンラインST養成講座の方は無料。それ以外の方は1,000円(ペイパル対応のみ)
お申込みはこちらの公式ラインまで→
第4期生 トレーニング開始!
ことばは社会的自立に最も必要だと思っています。そんな私の理念に共感する仲間が受講する
第4期生の言語聴覚士のトレーニングを開始しました。
ネーミングに込めた想いも読んでくださいね♪
コミュニケーションで困っている人、お問合せ下さい
失語症・高次脳機能障害だけでなく、構音障害(麻痺で音がきれいに出ないなど)や発声障害(声がかすれるなど)、舌癌の手術後の方、発達障害の方
広くコミュニケーションに困っている方を対象にしています。
HPはこちら↓↓
LEAVE A REPLY