失語症 アーカイブ - 言語聴覚士のお仕事

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第三者返答は悪なのか ― 必要な支援と、本人を消してしまう支援

第三者返答は悪なのか ― 必要な支援と、本人を消してしまう支援

「第三者返答」という言葉を聞いたことがありますか?   関西学院大学のオストハイダ・テーヤ教授が2005年に提唱した概念で、「話しかけてきた人の見かけの印象などから、意思疎通が問題ないにも関わらず無視して、一緒にいる人に返答すること」と定義されています。   たとえば、日本語堪能な外国人が注文してい...Read More
話せる人が代表になっていないか ― 本人の声が聞こえなくなる支援の場

話せる人が代表になっていないか ― 本人の声が聞こえなくなる支援の場

ある担当者会議に同席したときのことです。   コミュニケーション障害のある方の支援について話し合う場でした。   その場にいた支援職Aは、約30分にわたって話し続けました。あなたの障害について、生活歴について、自立に伴う覚悟について、自己決定と責任について等。   悪意はなかったと思います...Read More
社会が変われば、生きやすくなる〜当事者・家族が求めていること〜

社会が変われば、生きやすくなる〜当事者・家族が求めていること〜

「失語症は個人の病気」——そう思われてきた時代は、終わりを迎えつつあります。   今年の失語症の日記念イベントで実施したアンケートでは、当事者・ご家族・支援職の方々から「社会への提案」がたくさん寄せられました。その声は、諦めや嘆きではなく、具体的で力強いものでした。      ① まず「知...Read More
第7回失語症の日メンバーの振り返り—反省と手ごたえ、そして秋へ

第7回失語症の日メンバーの振り返り—反省と手ごたえ、そして秋へ

今年の「失語症の日」、全国18会場以上で開催することができました。関わってくださったすべての皆さん、本当にありがとうございました。   ライブ配信でも振り返りをしたのですが、せっかくなのでブログにもまとめておきたいと思います。     いちばんの反省——失語症の人に届けることの難しさ &n...Read More
「言葉が出ない」だけじゃない〜失語症者が日常で直面している3つの壁〜

「言葉が出ない」だけじゃない〜失語症者が日常で直面している3つの壁〜

「失語症」と聞いて、多くの方は「言葉が出にくくなる障害」とイメージされるかもしれません。でも実際には、その影響は日常生活のあらゆる場面に及んでいます。   今年の失語症の日記念イベントで実施したアンケートには、当事者・ご家族・支援職の方々から多くのリアルな声が集まりました。そこから見えてきた、3つの「壁」をご...Read More
「失語症の日」ってご存じですか?〜当事者・家族・支援職の声から見えてきたこと〜

「失語症の日」ってご存じですか?〜当事者・家族・支援職の声から見えてきたこと〜

みなさんは「失語症」という言葉を聞いたことがありますか?   脳卒中や事故などで脳にダメージを受けることで、言葉を話したり、聞いて理解したり、読み書きしたりすることが難しくなる障害です。日本には現在、約50万人以上の失語症者がいると言われています。   そして毎年4月25日は、「失語症の日」です。 ...Read More
支援法ができた“その先”へ ――失語症・高次脳機能障害と社会参加のこれから

支援法ができた“その先”へ ――失語症・高次脳機能障害と社会参加のこれから

高次脳機能障害支援法ができたことは、 とても大きな一歩だと思います。 医療の場だけで終わらせず、 生活や地域、社会参加まで視野に入れて支える。 その方向性が、ようやく制度の言葉になりました。 ただ、ここで立ち止まって考えたいことがあります。 法ができたことは、ゴールではありません。 むしろ、ようやく「入口に立った」とい...Read More
回復できたはずの人が、社会から離れていく ――失語症リハビリが途切れることで起きている「見えない損失」

回復できたはずの人が、社会から離れていく ――失語症リハビリが途切れることで起きている「見えない損失」

失語症のリハビリが十分に受けられないことは、 当事者にとって大きな苦しみであると同時に、 社会全体にとっても静かな損失を生んでいます。 特に、その影響が大きいのが、現役世代です。 「働きたい」という気持ちは、失われていない 失語症のある人の多くは、 「もう一度働きたい」「元の生活に戻りたい」と願っています。 調査でも、...Read More
地図も案内人もないまま、社会に戻される ――失語症者を取り巻く「見えない壁」

地図も案内人もないまま、社会に戻される ――失語症者を取り巻く「見えない壁」

失語症のある人が社会に戻ろうとするとき、 多くの場合、こうした壁に直面します。 どこに相談すればいいのか分からない 支援の情報が途中で途切れている 職場や地域に理解がない 特に復職については、 「元の仕事に戻りたい」と願う人が多い一方で、 実際に復職できた人は限られています。 能力だけの問題ではありません。 環境と支援...Read More
ことばは、使わなければ衰えていく ――「ことばの廃用」が静かに起きている

ことばは、使わなければ衰えていく ――「ことばの廃用」が静かに起きている

リハビリが続いていれば、 失語症の回復はゆるやかでも下支えされます。 ところが、支援が途切れると、 **「廃用」**と呼ばれる状態が起こりやすくなります。 これは、 「努力が足りないから」ではありません。 使う場と支援がなくなるからです。 身体のリハビリは、 退院後も通所や訪問で続けやすい仕組みがあります。 一方で、 ...Read More