ことばは、使わなければ衰えていく ――「ことばの廃用」が静かに起きている

リハビリが続いていれば、
失語症の回復はゆるやかでも下支えされます。
ところが、支援が途切れると、
**「廃用」**と呼ばれる状態が起こりやすくなります。
これは、
「努力が足りないから」ではありません。
使う場と支援がなくなるからです。
身体のリハビリは、
退院後も通所や訪問で続けやすい仕組みがあります。
一方で、
ことばのリハビリは、地域で受けられる場所が非常に限られています。
その結果、
- 話す機会が減る
- 外に出るのが億劫になる
- 間違えることが怖くなる
といった変化が、静かに積み重なっていきます。
当事者の方が
「なんだか足元が不安定になった感じがする」
と表現されることがあります。
これは比喩ではなく、
生活全体の手応えが失われていく感覚なのだと思います。








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