前回までは身体についての話でした。左半身は重度の麻痺でしたが、身体だけでなく高次脳機能障害も重度でした。 これまでの記事はこちらをご覧ください高次脳機能障害者の声なき声 何とかベットの上にテーブルをつけて、言語聴覚士の先生の訓練が始まった。プリント問題を置かれた。1問目は忘れもしない「2 +2」の小学生ができるような問...Read More
「絶対に僕に文句を言わないでください」という理学療法士の先生とのリハビリは翌日から始まりました。 前回の記事はこちら 重症のままリハビリ病院に転院となった まず、僕の場合は、姿勢が悪いので、姿勢から直した。最初、青い棒を背中の真ん中に敷いて、しばらく寝ころんでいた。背中が痛くて大変だった。次にアキレス腱が硬いので、階段...Read More
高次脳機能障害とは、脳卒中や頭部外傷など脳損傷による後遺症の一つです。症状については、こちら高次脳機能障害情報・支援センターの説明をご覧ください。このような症状は、手足の麻痺と違って、見た目ではわかりにくいため、見えない障害と言われています。周囲に理解されにくいため、復職してから問題が生じることが多いのです。 復職支援...Read More
20日間意識不明だったが、毎日のようにリハビリがあったらしいが、全く覚えていない。ちょうど一ヶ月たってから、リハビリ病院に転院した。あの時は、病院の車で送ってもらい、主治医と話をした。僕はものすごく疲れて、すぐにベットに横になって眠った。次の日からリハビリが始まった。PT(理学療法士)の先生が、まず、ベットに座ってくれ...Read More
高次脳障害者支援についての勉強会に参加してきました。随時、感想をまとめたいと思います。初めはこちら、白山靖彦先生の講義から。具体的な内容ではなく、社会について考えるきっかけをいただきました。 マイノリティーを排除すると、みんなが住みにくい社会を作り出す 「排除アート」を聞いたことがありますか?路上生活者を排除するために...Read More
先生、もう隠居生活と一緒でしょ?何をして生きていったらいいんですか?もう死ぬのを待つだけじゃないですか。仕事も何もないし。いいんですよ、それで。僕は、ポジティブなんですよ、どんな時でも前向きですよ、だからいいんです。 医療機関におけるリハビリでは、歩けるように歩行訓練、トイレでの排泄は行為ができるように生活動作訓練、注...Read More
私は現在、脳外科病院に勤務しています。 脳卒中、頭部外傷などで急性期病院に入院した患者さんの多くは、急性期病院で治療をし、その後リハビリが必要であればリハビリ病院を経て、自宅に戻ります。退院して自宅に戻ることが困難であれば、施設に入所します。病院では医師が毎日診察し、看護師がケアします。さらにリハビリ職員や、医療職と言...Read More
リハビリテーション(rehabilitation)とは、医療、教育、職業、社会福祉の分野で使われている用語で、再び適した状態になること、つまり、その人らしい生活を取り戻すという過程を示します。私は病院に勤務しており、医療の分野にいますが、時々、リハビリテーションの目標は何であるかを考えさせられることがあります。 「〜で...Read More