脳に何かがあったとき - 言語聴覚士のお仕事

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家族だからこそできるサポート〜脳損傷後の就労を支えるもう一つの視点〜

家族だからこそできるサポート〜脳損傷後の就労を支えるもう一つの視点〜

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。引き続き、脳損傷後の復職について書いていきます。これまで脳損傷後の働き方、実際の復職事例、障害受容の現実、職場との交渉術についてお話ししてきました。シリーズ最終回の今回は、家族だからこその、就労支援について考えてみたいと思います。 家族の役割は復職だけでなく、その後の就労継続におい...Read More
職場復帰に向けての交渉術〜見えない障害をどう伝えるか〜

職場復帰に向けての交渉術〜見えない障害をどう伝えるか〜

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。引き続き、脳損傷後の復職について書いていきます失語症や高次脳機能障害は、脳損傷による後遺症です。脳卒中、外傷、脳炎など、多くの場合、ある日突然発症します。今日は、これらの障害からの回復プロセスと、職場復帰時にどのように自分の状況を伝えるべきか、実践的なポイントについてお伝えします。...Read More
脳損傷後の「障害受容」の現実〜完全な受容はなくても、新しい人生は始められる〜

脳損傷後の「障害受容」の現実〜完全な受容はなくても、新しい人生は始められる〜

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。引き続き、脳損傷後の復職について書いていきます。前回の記事では、配置転換により新しい働き方を見つけた二つの事例をご紹介しました。お二人とも最終的には「元の状態には戻りたくない」とおっしゃっていましたが、この背景には複雑な心理的プロセスがあります。今回は、障害を持ちながら働く方々の心...Read More
脳損傷後の復職事例〜「元に戻る」より「新しい働き方」を見つけた方々〜

脳損傷後の復職事例〜「元に戻る」より「新しい働き方」を見つけた方々〜

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。引き続き、脳卒中後の復職について書いていきます。本日は、当事者インタビュー冊子「脳に何かがあったとき」から、紹介したいと思います。 脳卒中や頭部外傷などの脳損傷をした人の復職について考える際、多くの方が「元の仕事に戻りたい」と考えられると思います。しかし、実際に復職を果たした方々に...Read More
脳損傷後の働き方を考える〜長期的視点で自分に合った選択を〜

脳損傷後の働き方を考える〜長期的視点で自分に合った選択を〜

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。私はこれまで失語症・高次脳機能障害の方100名以上に、インタビューを行ってきました。また、2019年からはオンラインで言語リハを提供しています。本日から、そうした経験をもとに考えたことを書いていきます。 まずは、働き方です。脳卒中などの脳損傷を経験した後、これまで通りに働くことが難...Read More
失語症は長期で回復する。決してあきらめないで

失語症は長期で回復する。決してあきらめないで

みなさん、こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。 私はオンラインで言語リハビリ「ことばの天使」を運営しながら、NPO法人Reジョブ大阪という団体で、2021年から、主に脳卒中や頭部外傷で障害のある当事者の方からお話を伺い、退院後の生活における課題と工夫を冊子にまとめてきました。  この事業は、様々なことが大変なのですが...Read More
当事者ご家族の声をお寄せください!

当事者ご家族の声をお寄せください!

 NPO法人Reジョブ大阪では、2021年から、主に脳卒中や頭部外傷で障害のある当事者の方からお話を伺い、退院後の生活における課題と工夫を冊子にまとめてきました。 しかし、家族の方々から 「家族のケアについて情報が足りない」 「どのように向き合えばよいか分からない」 といった声が寄せられ、家族の方への情報提供の必要性を...Read More
病気やケガをしたあとの体験を形にしませんか?「脳に何かがあったとき」体験者募集

病気やケガをしたあとの体験を形にしませんか?「脳に何かがあったとき」体験者募集

NPO法人Reジョブ大阪では、脳卒中や頭部外傷により、失語症・高次脳機能障害が残った人の、退院後の生活について、インタビューを行い、冊子にまとめて毎月発行しています。 随時、ご自身の体験を語って下さる方を募集しています。 冊子の主旨に共感・理解して頂ける方は、ぜひご連絡ください   コンセプトと内容 &nbs...Read More
失語症・高次脳機能障害のある方の就労の知恵を集めました~言語聴覚士の知恵~

失語症・高次脳機能障害のある方の就労の知恵を集めました~言語聴覚士の知恵~

2023年12月3日、コロナが明けての数年ぶりの会場イベントを開催しました。久しぶりのくせに、いや久しぶりだったからか、割と無謀な計画を立ててしまいました。なんと午前、午後の連続開催です!それも本格的に準備にかかったのは1か月前という(笑)私の辞書には、「あらかじめ」という言葉はない! それでも多くのメンバーのおかげで...Read More
【記憶補助の代償手段】病気や事故後の生活を支える方法

【記憶補助の代償手段】病気や事故後の生活を支える方法

さて、最後に記憶障害を補うための代償手段について、言語聴覚士の視点から書いていきます。 今は、スマホをはじめいくつかあります。 ポイントは、病気や事故にあう前の習慣をベースにすることです。 メモを持ち歩く習慣の人だったら、メモ帳にする。いくら便利でもスマホのアプリに切り替えるはおすすめしません。それを忘れちゃうから。 ...Read More