7年ぶりの社会復帰!〜高次脳機能障害者の声なき声〜

7年ぶりの社会復帰!〜高次脳機能障害者の声なき声〜

このブログで連載しています高次脳機能障害者の方に、先日、医療雑誌の取材がありました。このブログを読んでいたある女性から、私に依頼が来ましたので、早速、私はこの患者さんに同行してほしいと思い連絡しました。その時の感想をいただきましたので、掲載します。社会復帰とは何かを非常に考えさせられる内容ですので、是非お読みください。

これまでの経緯はこちらをご覧ください。高次脳機能障害者の声なき声

ご依頼があったのは、こちらヘルスケア経営研究所さま、女性は瓜生千鶴さんからです。

7年ぶりの社会復帰

 7年ぶりの社会復帰。僕は病気に倒れて退院してから、ずっと社会復帰を目指そうと思っていた。しかしぼくは、てんかん の後遺症があるので、少し体調が良くなって大阪に出張に行き、手ごたえをつかんで、頭がよく回って考え過ぎたら、そのあと必ずてんかんが起こる。だから喫茶店に行き、パチンコして1日をつぶして、そんな日々を繰り返してきた。その中で自分はどうしたらいいのだろうといつも考えていた。自分の経験をノートに書きためておいた。僕は必ず将来役に立つと思っていた。しかし一向に役立たなかった。ようやく理解してくれる先生に出会って役に立つことができた。この前は病院で講演をした。それどころか、先週の土曜日に雑誌のインタビューの仕事が舞い込んだ。7年ぶりに社会復帰をしたのである。

僕は緊張なんかよりもむしろ喜びのほうが勝っていた。名刺交換では、左手が麻痺なのできちんとできなかったので少し落ち込んだけど、想定内だ。一応、その日の朝、先生の課題に目を通したが抜けてるかもしれないが、話をしていてままずまずの出来だと感じた、1番の問題は、取材の相手が少し喋るのが早いので最初よくわからなくて、僕が言おうとしたら話が途切れるので、ここは集中しかないなと思った。本当に集中したら、話はなんとかなったが、やはり家に帰ったらかなり疲れた。これは僕のあくまでカンだが、今後、おそらく仕事が増えてくると思う。まず第一に体力をつけなければならないと思った。今後ともよろしくお願いします

取材の風景です。お写真の掲載の了承を頂きました。

社会復帰は、それまでの生活の延長線上に

一生懸命に原稿を書いて持ってき、それを私が添削し、自宅で何度も練習してもいたようです。当日、取材相手に名刺とプレゼントを用意していたところは、さすが元事業家だと感心いたしました。以 前、高次脳機能障害のセミナーで渡邉修先生のお話をききました。

  社会復帰とは必ず病前生活の延長線にあるものでなければならない。例えば美容師さんにパソコンの仕事を教えるなんてありえないわけですよ。美容師であった方には、何らかのそれに似たような仕事を目標とすべきべきなのです。

 

 

この患者さんは、営業一筋、自分の事業を大きくすることに心血注いできたひとです。初対面の人への挨拶のときには、名刺とプレゼントを欠かさない。私は「感動しました」とお伝えしたところ。「先生そんなの当たり前ですよ」とサラリと言われました。社会的役割、社会復帰とは何か、考えるきっかけとなりました。

 

こちらは、プレゼントしたお財布です。取材にこられた女性から「財布は気持ちがありがたいので、肌身放さず、使うつもりです。ほんとに嬉しいことでした。」とメッセージを頂きました。彼女にも深く感謝の意を表したいと思います。

 

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