心を込めたお料理は、食べて頂く方を元気にする〜私の行動を変えた本〜
私は読書が大好きです。これまで多くのことを教えてくれたのも本です。ここでは私の行動を変えた本について書いていきたいと思います。
食事とメンタルの関連については、こちら「健康な食事はメンタルを強くする」に書きました。きちんと食べている人は、自分を大事にしている人だと思います。落ち込んでいたり、気持ちがささくれている時は、きちんと食べて自分をいたわってあげると、上向きの気持ちになります。自分で作ってもよし、またはちゃんと手作りしたお料理を提供してくれるお店に入るもよしです。丁寧に作ったものを、丁寧に食べる、そうするとなんだか気持ちが落ち着きます。
私の憧れ、佐藤初女さん
佐藤初女さん、ご存知ですか?青森県の山麓に「森のイスキア」という建物をたて、ここを訪れる人にそっとお握りと手作りのおかずを提供する活動をされています。みんなで感謝して食べることで、訪れた人が元気になって帰っていくのです。心に悩みをいっぱい抱えてきた人は、それこそ「胸がつまってたべられない」そうですが、すこしずつ、心が解放されると、食欲も戻ってきて、さらに元気になるというエピソードがたくさん語られています。
初女さんは、何も語らず、ひたすら思いを込めて、食事の準備をします。それは、食べる人だけでなく、食材へも深い思いを持って調理されます。食はすべての基本という、初女さんの信念に、とてもとても共感して、一歩でも近づきたいなと、日々、思う私です。
おうちカフェの目指すもの、共食
イスキアの象徴は、大きな丸テーブルにあると思うのです。「共食」は日本のとてもいい伝統で、「同じ釜の飯を食う」という、一緒に食べることで生まれる連帯感は、計り知れないものだと思います。
おうちカフェのレシピや、来て頂くお客さんに提供するお料理は、何一つ特別なものはありませんが、「食を通じて元気になってくれるといいな」「みんなで集って食べれる場があるといいな」という思いだけは、持ち続けています。
「あるといいな」を「行動する」まで変化させてくれたのは、90歳を超えてもなお衰えない、初女さんの熱い思いです。この本に書かれている「静の祈り」と「動の祈り」、私は特定の宗教を信仰していないいわゆる無神論者ですが、「動の祈り」だけは持ち続けたいと思っています。
ダイヤモンド社
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