これからの言語聴覚士に求められること ――支援を「点」から「線」へ

これからの言語聴覚士は、何を専門性として社会に届けていくのか。「話せる」支援を超えて、「生きる」を支える存在としてのST像を描きます。
「話せる」ではなく「生きる」を支える
――これからの言語聴覚士像
これからの言語聴覚士に求められる役割は、
「話せるようにする人」だけではないと、私は考えています。
ゴールは訓練の達成ではなく、社会参加や人とのつながり。
会話そのものだけでなく、関係性や役割まで含めて支えること。
言語聴覚士は、コミュニケーションを軸に生活を設計できる専門職です。
また、STは医療と生活をつなぐ「翻訳者」でもあります。
医療や療育で得た評価や見立てを、家庭・学校・職場で活かせる形に翻訳し、家族や支援者、教師と共有する。
そうすることで、支援は「点」ではなく「線」になります。
さらに、制度の内と外を行き来できる存在であることも重要です。
医療行為ではない関わり方、環境調整、支援設計にこそ、STの専門性が活きる場面は多くあります。
個人の時間労働に頼るのではなく、アプリや教材、ツールとして知見を展開することで、
一人のSTが、より多くの人を支えることもできるはずです。




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