濡れ衣を着せられたら?その時に反論ができなかったら?~高次脳機能障害と失語症の談話障害~

濡れ衣を着せられたら?その時に反論ができなかったら?~高次脳機能障害と失語症の談話障害~

軽度の高次脳機能障害と失語症の方は、簡単な会話は全く問題がありません。本人がすごく集中して頑張って成立しているかもしれませんが、会話の相手にはあまり気づかれることがないでしょう。でも、複数の人、複雑な会話となると別です。

そして、だれでも想像できると思いますが、怒っていたり、理不尽な場面であったり、不安で心がつぶれそうなとき、ますます言葉がでませんよね?

高次脳機能障害の当事者は何に困っているのか?

こちらのYouTube対談で、鈴木大介さんが言った

「言語聴覚士の先生にお願いしたいのは、万引きの濡れ衣を着せられた時の練習をしてほしい」

いや・・・これは上田敏先生も私もびっくりだったのですが、実は、当事者の方から「ぜひしてほしい!」というコメントが多くありました。

そうした不安が常にあるということで、危機感は私が想像するより大きいだ思います。これまで想像もしなかったことです。

そうした視点でみていると、いや、こんなものを見つけました。

発達障害と知的障害の西山美香さん

医学ジャーナリスト協会受賞のこちら

調査報道「呼吸器事件」~連載・西山美香さんの手紙~の新聞報道と書籍はこちら


これは、彼女が書いた手紙をみたジャーナリストである秦さんが、精神科医の小出先生を尋ねたことから始まります。

小出先生は、彼女の障害を瞬時に見抜き、調査に協力したことから冤罪であると裁判に認めさせた事件です。

この冤罪は絶対にとかないといけない。

こういう立場の人はいっぱいいるんだ。この事件だけの問題はない。

行きづらい生活を送っているだけでなく、あげくにこういう事件に巻き込まれている人は

鈴木大介さんが、発言した背景が、ようやく実感できた私です。

日本医学ジャーナリスト協会賞 記念シンポジウム、ぜひ見てください!

こちらの本、大賞受賞!

言語聴覚士の方へ!シェアのお願いします。

高次脳機能障害や失語症のリハビリを担う専門職である、言語聴覚士ですが、最近は、嚥下障害に関わる時間が多くて、高次脳機能障害や失語症がある人の評価やリハの時間が少ないのではないかと思っています。
この仮説について、アンケート調査をしたいと考えています
職場や知人の言語聴覚士にシェアしてもらえると助かります!

なお、このアンケートは私が委員を努めます「失語症の日 制定委員会」の活動の一環です。結果は、(公)日本脳卒中協会の会報と言語聴覚士学会で発表する予定です。もっと言語聴覚士の仕事、まっている人がいることを伝えたいと思います。

謝礼あり。当事者である鈴木大介氏と岡崎憲司氏、言語聴覚士西村が感情抑制について語っている動画となります。
アンケートはこちらです。締め切りは12月20日です←延長しました!

 

私の活動をご紹介

 

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください