診断をされないって、どういうこと?~高次脳機能障害と失語症~

診断をされないって、どういうこと?~高次脳機能障害と失語症~

あなたが病気や怪我をして、病院へ行ったとする。もしかして「原因がよくわからない」と言われることもある。まだ明らかにされていない病気もあるから、それは仕方がない。または、運が悪くて、診断できる医師でなかったのかもしれない。そのときは、他の病院を紹介してもらう、または自分で探すなりして、ま、ほとんどは診断されるのではいでしょうか?

少なくとも、あなたが何らかの不調を感じていることを、医師に伝えることはできるし、医師が聞き取ることはできます。

でも、それができないのが、高次脳機能障害と失語症という障害なのです。これまで当たり前にできていたことができない、何がどう困っているわからない、言葉にできない。それがこの障害の特徴です。そして、医師でさえ、この障害に気がつかない、いわゆる「診断の見過ごし」です。その後の生活が、とてもとても大変になる人がたくさんいます。

わけがわからない生活の中で、自分で言葉を発することをやめた人→心が言葉を奪う時

鈴木大介さんの対談動画→高次脳機能障害の当事者は何に困っているのか?

そうした未診断、無支援を減らしたいなと考えています。

言語聴覚士の方へ!シェアのお願いします。

診断はもちろん医師がするものですが、リハ職の評価も、退院後の生活には非常に大事です。評価で「平均値以上なので、問題なし」と報告をあげたり「リハは不要です」と評価したりしても、その患者さんも家族も、退院後の生活で、これまで通りに様々なことができなくて、困っている人が本当にたくさんいるのです。
なぜ、リハ職の評価が適切でなかったのかについては、考えるべき要因はたくさんあるのですが、一つに、高次脳機能障害や失語症がある人の退院後の生活を知らない、知る機会が少ないことがあります。
もう一つ、言語聴覚士についていえば、嚥下障害に関わる時間が多くて、高次脳機能障害や失語症がある人の評価やリハの時間が少ないのではないかと思っています。
この仮説について、アンケート調査をしたいと考えています
職場や知人の言語聴覚士にシェアしてもらえると助かります!
なお、このアンケートは私が委員を努めます「失語症の日 制定委員会」の活動の一環です。結果は、(公)日本脳卒中協会の会報と言語聴覚士学会で発表する予定です。もっと言語聴覚士の仕事、まっている人がいることを伝えたいと思います。

謝礼あり。当事者である鈴木大介氏と岡崎憲司氏、言語聴覚士西村が感情抑制について語っている動画となります。
アンケートはこちらです。締め切りは12月20日です←延長しました!

この障害について、書いた記事はこちらを→高次脳機能障害

私の活動をご紹介

 

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