簡単な会話を話せるようになった失語症の人、または高次脳機能障害の人は 「大丈夫、言葉は出ていますよ」とか「ちゃんと話せていますよ」と言われることが多いですね。 不安になっている人に対して、安心してもらうために「大丈夫ですよ」というのはとても大切です。でも、もし、本当に簡単な会話ができれば、失語症や高次脳機能障害の方への...Read More
お金は大事だ 日本ではお金の話をしない傾向がある。特に、子供に、家計のことを話をしない家庭も多いと聞く。反対に「お金の教育」と言って、プロが教える講座は注目されている。でも、本当は、家庭の中で、生活の中で、お金について考えることが必要なのではないだろうか。 この本は、すすっと読めて、読後に何か考えさせられる本だと思う。...Read More
格差社会が言われて数年です。いつ頃からか、貧困が「個人の努力不足」として言われ始め、「仕方がない」という空気になりました。今や、みんなで豊かになろうという考えは幻想になり、むしろ少しでも豊かな人をひきずり下ろそうという飛んでもない空気も出てきました。やばいですよ、これは。そして、この本を読むと、こうした個人の問題となっ...Read More
前回、お伝えした会話の抽象度についてです。話をしています。会話は、相手に伝わりやすいように、「具体的」なことから「抽象的なこと(簡単に言えば、まとめ)」なことまでを言ったり来たりします。失語症・高次脳機能障害の方は、ここの調整が難しいのです。 具体的な説明がないと、状況がわからない相手には伝わりにくいですし、具体例ばか...Read More
おはようございます。言語聴覚士の西村紀子です。この記事では見えない障がいと言われる『高次脳機能障害』・『失語症』についてお伝えします。ご本人・ご家族・言語聴覚士を始めとする支援者の方が少しでも生活における困りごとと背景について理解することができるよう書いていきます。 発語失行とブローカ失語の人に対して、言語聴覚士は何を...Read More
この本は、多くの受賞歴をもつ小説家であり、臨床40年の精神科医の医師である帚木蓬生先生が、長年精神科医として患者さんに向き合ってきた経験をもとにご自身の考えをまとめた本です。サブタイトルそのままですが、 世の中の事象、全て、答えなんてすぐには出ない そこをじっと耐えることが、大事なんだ ということを、あらゆる角度で書い...Read More
おはようございます。言語聴覚士の西村紀子です。この記事では見えない障がいと言われる『高次脳機能障害』・『失語症』についてお伝えします。ご本人・ご家族・言語聴覚士を始めとする支援者の方が少しでも生活における困りごとと背景について理解することができるよう書いていきます。 文章理解の困難さの背景にある、ワーキングメモリの低下...Read More
人生の豊かさを決めるのは人間関係私が子育てしている時に、ママ友の間で話題になった佐々木正美先生の「子どもへのまなざし」 本当に暖かく、そして子育てに何が必要なのか、むしろ、これを蔑ろにして他はあり得ないという基本のきを再確認できた本でした。 人生に感謝できますか?この本はいつもふらりと立ち寄る本屋さん「隆祥館書店」で出...Read More
おはようございます。言語聴覚士の西村紀子です。この記事では見えない障がいと言われる『高次脳機能障害』・『失語症』についてお伝えします。ご本人・ご家族・言語聴覚士を始めとする支援者の方が少しでも生活における困りごとと背景について理解することができるよう書いていきます。 会話の抽象度について 以前、「現場の言語聴覚士に知っ...Read More