愛情は与えてもらうのではなく、与えるもの〜私の行動を変えた本〜

愛情は与えてもらうのではなく、与えるもの〜私の行動を変えた本〜

私は読書が大好きです。これまで多くのことを教えてくれたのも本です。ここでは私の行動を変えた本について書いていきたいと思います。

この絵本は、何度も読み返したくなる絵本で、たぶん、手放すことはないと思います。さっちゃんは、先天的に指がないのです。そして、自分では何でもできると思っていても、幼稚園でおままごとの時、お友達に「指のないお母さんは変」と指摘されてしまいます。

「大きくなったら指が生えてくる?」

この本、もちろん、障害について考えさえられるのですが、それよりも、私は「努力したら、何か変わったら、私を認めてくれるの?」という、今の社会を象徴している気がするのです。
特に、女性!学校時代は男女平等です、そして、何でもできる気がするのです。でも、社会に出ると、まずは男女の壁。
次、既婚か未婚か。そして次、子供がいる、いない。そして、次は専業主婦かワーキングマザーか。
選択肢がたくさんあって、全部叶えることなんでできないのに、迷います。これではだめ?って揺らぎます。

「あなたはあなた」と言ってくれるお母さん、そして、その「あなたが何より宝」というお父さん

「ありのままで自信をもって生きていい」と同性のお母さんから太鼓判もらえると、安心しますよね。そして、そんな「ありのままのあなたが一番」とちょっと現実離れしてるくらい、夢を見させてくれるお父さんがいると、どんな時でも立ち直れそうです。

成人したら先輩だったり、上司だったり
そして恋人だったり、旦那さまだったり。こんな人がいるといいですよね。
ちょっとお友達とは違うのです。お友達は同志だから。

与えてもらえなかったから欲しいでなくて、あげちゃえばいい

さっちゃんのお母さんや、お父さんみたいな存在がいなければ、もちろん「ほしいな」ですが、あげちゃえばいいんです。

欲しくても叶わないのなら、自分が与えたらいいです。私は子供を育てている中で、自分が言って欲しかった、このさっちゃんのお母さんやお父さんの言葉を何度も子供に言いました。そうしていると、なんだか、自分が浄化されるというか、念願が叶った気持ちになりました。

今後は、自分の子供だけでなく、社会の若い人たちのお母さんになっていきたいと思います。例え、ちょっと違うところがある子でも、変わった子でも、問題児と言われる子でも、「ありのまま」を認めて、そしてちょっと元気になってもらえる声をかけていきたいと、改めて思いました。

今日は終戦記念日です。そう、当時の女性は虐げられて、本当に大変だったと思います。でも、でも、きっとたくさんの「自分がしてほしかっこと」を「誰かにしてあげること」で、願いを叶えていたのではないかと思うのです。

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