言語聴覚士というお仕事 アーカイブ - 言語聴覚士のお仕事

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失語症を正しく理解する – なぜ「言葉が出ない」のか?

失語症を正しく理解する – なぜ「言葉が出ない」のか?

こんにちは、言語聴覚士の多田紀子です。2019年からオンラインで言語療法を行っています。 今日は失語症について、多くの方が抱いている誤解を解きながら、正しい理解をお話ししたいと思います。 失語症とは何か? 失語症は、脳にある言語野を損傷することで引き起こされる後遺症です。右利きの人のほとんど、左利きの人でも約7割が左脳...Read More
コミュニケーション支援で最も大切なこと:「話したい・伝えたい」気持ちを育てる

コミュニケーション支援で最も大切なこと:「話したい・伝えたい」気持ちを育てる

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2019年からオンラインで言語リハを提供しています。当初は成人を対象としていたのですが、2022年頃から小児の相談が増えてきました。先日はよくある音の置換、例えば、「キがチになる」などについて、そして日常生活の中での誤りについて書きました。本日は、最も大事な「話したい気持ち」「伝え...Read More
なぜ日常生活で、音の間違いが続くの?

なぜ日常生活で、音の間違いが続くの?

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2019年からオンラインで言語リハを提供しています。当初は成人を対象としていたのですが、2022年頃から小児の相談が増えてきました。先日はよくある音の置換、例えば、「キがチになる」などについて書きましたが、今日は、セラピー中ではできるようになっても、日常生活であまり変わりが見られな...Read More
第12回「冊子交流会」参加者の方のご感想

第12回「冊子交流会」参加者の方のご感想

冊子交流会 ずーみーさんゲスト 2025年8月1日(金)第12回冊子交流会を開催しました。 ゲストはInstagramで発信をしている高次脳機能障害当事者の「ずーみーさん」です。 @zoome1126 今回、ご参加くださった方のご感想を一部、ご紹介します! 「ずーみーさんのリアルな話はやはり心に響きました。さすがです!...Read More
WEBメディアから取材を受けました!

WEBメディアから取材を受けました!

みなさん、こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。この度、ウェブメディアから取材をいただき、私たちの活動について詳しくお話しする機会をいただきました。改めて、どのような想いで活動を続けているのかを振り返る貴重な時間となりました。 記事はこちらです↓↓ ハタラクティブ団体紹介「見えない障害失語症や高次脳機能障害者の就労をテ...Read More
【モニター募集】失語症者と同居する家族の方へのインタビュー調査にご協力ください

【モニター募集】失語症者と同居する家族の方へのインタビュー調査にご協力ください

失語症・高次脳機能障害の人のインタビュー冊子『脳に何かがあったとき』インタビューにご協力いただいた方はもうすぐ100名!本当にありがとうございます。このインタビューを継続していく中で、家族に関する共同研究のお話を頂きました。失語症の方と同居されているご家族の方で、ご協力頂けると幸いです。 研究の目的 失語症のご家族が「...Read More
発想の転換がオンライン言語リハビリ実施におけるKeyだった!

発想の転換がオンライン言語リハビリ実施におけるKeyだった!

みなさん、こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2019年からオンラインで言語リハを始めました。対面とオンライン、何が違うの?ということについて話していこうと思います。 「そんなので言語リハなんてできるわけない」と言われた頃  私がオンライン言語リハビリテーションのアイデアを思いついたのは、コロナ禍のずっと前のことでし...Read More
私が知らなかった失語症・高次脳機能障害がある方の退院後の世界

私が知らなかった失語症・高次脳機能障害がある方の退院後の世界

みなさん、こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2019年からオンラインで言語リハを始めました。当初は「何それ?」と言われたものですが、2023年頃から、学会でお話する機会や執筆の依頼を頂くようになりました。今日は、オンラインを始める前の前、私が病院を飛び出して、NPO法人をつくるきっかけになったことについて書きます。...Read More
「インタビュー冊子交流会開催」当事者と家族を退院後に襲う2度目の闇

「インタビュー冊子交流会開催」当事者と家族を退院後に襲う2度目の闇

失語症・高次脳機能障害の人のインタビュー冊子『脳に何かがあったとき』インタビューにご協力いただいた方はもうすぐ100名!たくさんの方にご協力頂き、感謝しかありません!インタビューを続けることで、私がこれまで知らなかったことがたくさんありますが、その一つが、「退院後の闇」と、表現されることです。 一度目の闇は、意識が戻っ...Read More
子どもの音の間違い:「キ」が言えないのではなく「キとチの違いが曖昧」という視点

子どもの音の間違い:「キ」が言えないのではなく「キとチの違いが曖昧」という視点

こんにちは。言語聴覚士の多田紀子です。2019年からオンラインで言語リハを提供しています。当初は成人を対象としていたのですが、3年前から小児の相談が増えてきました。本日はよくある音の置換、例えば、「キがチになる」などについて書きます。 よくある音の置換現象 子どもの言語発達において、「き→ち」の音の置換はよく見られる現...Read More