子どもの高次脳機能障害NO3~成人との違い~

子どもの高次脳機能障害NO3~成人との違い~

2020年10月12日に開催された「子どもの高次脳機能障害」の研修報告続きます。大阪市立総合医療センター小児神経内科の九鬼先生による「子供の高次脳機能障害の理解と支援」です。

子どもと聞いてすぐに思うのが「脳の発達過程である」「可塑性に富む」ですね。

成人の場合との違いはこんなにあります!高次脳機能障害のリハビリを考える上での重要な点は

  • 発達に伴う症状が変化する
  • 原因が、外傷・脳炎・脳血管性疾患・低酸素脳症の順に多い

原因によって、表れる症状が異なりますから。脳血管疾患、とくに脳梗塞は、病巣と症状が一致する場合が多いです。

  • 代償機能が働く可能性がある(ある程度の年齢まで)

脳の発達過程にあるからこそです。損傷されていない部位で、本来、担うところでない機能を担うようになることがあります。

  • 就学まで症状が目立たない(これは学習障害と同じ)

さらに、小学高学年、中学、高校と、抽象的な思考や大量の暗記が求められるようになると、問題がみえてくることもあります。

  • 確立された検査が少ない

これは結構、痛いです・・診断がつけにくいし、機能改善の経過が把握しにくい。

  • 学校生活での情報が有力である

そう!これはとても大事!何が問題になっているのか、本人がわかりにくいから!

他のお子さんと比べてどうか?病気や怪我をする前と比べてどうか?

復学してからの経過はどうか?トラブルはないか?など、学校でないと把握できないです

学校と連携するために

先生に丸投げしても、うまくいきません。何度も言うように、高次脳機能障害はほとんどの人は知りませんから。

どういう病気や怪我をして、どんな後遺症があるのか

学校にはどんな対応を望むのか

一番は、情報提供ですね。そこも、どんな情報が欲しいのか?具体的にお伝えしましょう

  • 友達にいじめられてもヘルプが言いにくい
  • 忘れ物や、迷子になるかもしれない
  • 聞きもらすことが多い、忘れていることが多い
  • 板書が遅いので、ついていけない

学習をあせる親御さんが多いのですが、まずは友達関係です!ここがつまずいてしまうと、様々な面に悪影響を及ぼします。

人気者や、リーダーにならなくてもいいです。心休まるお友達が1人、2人いることが、とても、とても大事!

子どもの高次脳機能障害については、こちら、小児神経学科HP「高次脳機能障害」をご参照ください。

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