呼吸体操のすすめ~言語聴覚士のお仕事~
声が出にくい、喋りにくいという訴えは少なくないのですが、声を出すには
- 呼吸(横隔膜、腹筋)
- 発声(声帯の動き)
- 調音(軟口蓋という、喉と鼻を遮る筋肉)
- 構音(唇、舌)
これらの筋肉が、タイミングよく動く、的確に動くと、言葉として認知できる音(語音)が出ます。呼吸の筋肉が一番大きくて、舌が一番小さいですね。
呼吸を意識してみましょう
「大きな声を出してみてください!」と言われら
雑音が多い中で、大きめの声で話そうとしたら
歌を「上手に歌おう」と思ったら
どうしますか?あ、それ知ってるよって声が聞こえそうです。
でも本当に、お腹に力が入りますか?お腹を意識しますか?
多くの人は、喉の筋肉を過剰に使って声を絞り出そうとします。これ声帯を痛めます。
お腹に力を入れたらいいのだな〜と「頭で理解」していても、なかなか難しいものがあります。
生まれからずーーーっと意識せずとも呼吸はしているので、あえてどうやって動かす??みたいな感じでしょうか。
変に意識して、「吸う」時にお腹を引っ込めて、「吐く」時にお腹を出してしまう人もいますね。私の母親もそうでした、笑。あれは、「吸って〜吐いて〜」の時に、胸だけを広げるから(胸式呼吸)です。
そうではなくて、横隔膜をしっかり使う腹式呼吸を意識してください。
そして、横隔膜はゴムみたいなものなので、吐ききってしまえば、勝手に「吸う」モードに変わります。なので「吐いて〜吸って〜」がやりやすいです。
呼吸体操は、ぜひ、早い時期から習慣化して欲しいと思います。転ばぬ先の杖とはよく言ったもので、悪くなる前に習慣化する。
呼吸体操をして、腹式呼吸が意識できたあとは、お腹に手を当て
「お〜い」と、大きな声を出してみてください。決して、喉を過剰に締め付けずに
お腹から声を出してください。
簡単な呼吸体操を見つけました。ちょっと座っている人の姿勢が悪いけど、笑
https://youtu.be/gBazH_kzLB0
LEAVE A REPLY