話がまとまらない~失語症・高次脳機能障害者のお悩み~言語聴覚士の仕事

話がまとまらない~失語症・高次脳機能障害者のお悩み~言語聴覚士の仕事

多くの失語症・高次脳機能障害者の方から聞くお悩みの一つが「話がまとまらない」ということです。

  • 相手から「結局、何が言いたいの?」と聞かれる
  • 話しているうちに「何が言いたかったのかな?」と自分でわからなくなる

こんなお悩みです。

本日は、なぜこうなるのか?どうしたらいいのか?について書いてみます。失語症・高次脳機能障害者いがいでもお役に立てる内容だと思います。

注意機能が低下すると話が散乱

さて、私たちは必要なものに適切に「注意」をむけるために、脳が働いています。で、この機能が低下すると「話があちこちに飛ぶ」と言われています。これ、私が前に本で読んだとき、なんでか意味がさっぱりわからなかったのです。でも、こういうことです

例えば、あなたが「この前の休日に、すてきなお店を見つけたから、今度、一緒に行こう」と相手に伝えたいとします。流れとしては

  • いつ、そのお店を知ったのか
  • どうやってそのお店に行ったのか
  • どんなお店で、何が気に入ったのか
  • 結局何を相手に伝えたいのか(話のまとめ)

まとめが先に来てもOKですよね。さて、これだけのことをいう時に、あなたの注意はずっと話のゴール、つまり相手に言いたい「この前の休日に、すてきなお店を見つけたから、今度、一緒に行こう」に向けておかなければなりません。

でも、この注意がそれてしまったら??

  • お店を知った経緯について、あれこれ話してしまう→あれ?情報収集の方法を言いたいのかな?
  • お店に行く途中のできごとを、たくさん話してしまう→あれ?珍道中の話題なのかな?
  • お店がどれだけよかったかで盛り上がる→あれ?いいお店を見つけたことを自慢したいのかな?

そうこうしているうちに、時間が経過してしまって、相手も、自分も「??」になってしまうわけです。

話したいテーマをメモしておく

日常会話ならまだよしとして、これが仕事だと困りますよね。「君、何がいいたいの?」と言われて凹みます。

なのでおすすめは、相手に伝えたいテーマをメモして、手元において、ちらっとチェックする。話がそれそうになったら、メモを見て、戻す。

そもそもメモした時点で、ずいぶん頭にインプットされて、話しやすくなります。

 

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