高次脳機能障害 - 言語聴覚士のお仕事 - Page 12( 12 )

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知ることから始まる~言語聴覚士のつぶやき~

知ることから始まる~言語聴覚士のつぶやき~

私が、このブログで、時々、ぷんぷん!と、失語症や高次脳機能障害を理解してくれない医師に対して怒ったつぶやきをしているのですが 最近は、脳神経外科の医師と話をすることが多く、仕事についてお伺いすると いや、そりゃ、たしかに、術後の経過には関心が高くても、その後の後遺症を「あまり知らない」と言われても、仕方がないかもと思え...Read More
遠慮しないで「依頼する・相談する」高次脳機能障害と失語症の生活リハ

遠慮しないで「依頼する・相談する」高次脳機能障害と失語症の生活リハ

就労世代で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、はたまた交通事故や転倒などによる頭部外傷になってしまった人はたくさんいます。そもそもこの世代の人で脳血管疾患の治療のため通院している人は10万人以上!さらに、交通事故では年間3000人が、高次脳機能障害と失語症になると言われているくらいです。 そこそこいますよね!他人事ではあり...Read More
高次脳機能障害と失語症の方へ、まずは法的な根拠を調べよう!

高次脳機能障害と失語症の方へ、まずは法的な根拠を調べよう!

生活期にもどった高次脳機能障害と失語症の方に接していて思うのが 「これまで通りに仕事ができない」→「必要とされていないかも」「迷惑かも」 と、自分から否定のパターンに入ってしまう人が多い! そこへ来て、雇用者の権利とか全然知らない人から 「こんな状況でしたら、退職ですね」とか言われて 「仕方ないですね」とやめてしまうパ...Read More
上田敏先生×鈴木大介氏の対談!#無くそう未診断・無支援・失職&二次障害

上田敏先生×鈴木大介氏の対談!#無くそう未診断・無支援・失職&二次障害

11月17日(火曜)こちらの配信があります。僭越ながら司会を勤めます。 さて、今回の目的は、医療の現場にいる人に、生活にもどった高次脳機能障害者は、何に困っているのかを知ってもらうことです。偉そうに言っている私も、病院で働いていた時は、リアリティーを持って知らなかった。NPO法人活動を通じて、そして、2019年に病院を...Read More
「私は悪くないのに」理不尽な思い・・高次脳機能障害や失語症の支援 No3

「私は悪くないのに」理不尽な思い・・高次脳機能障害や失語症の支援 No3

さて、私が高次脳機能障害や失語症の支援を自分のライフワークと決めたほんとの理由は・・ 共通する理不尽な思い 私は悪くないのに、一生懸命なのに、なぜ差別されなくちゃいけないのか? という、理不尽な想いを抱えながら、10代を過ごしてきたからです。 私は、8歳の時に、事故で父親を亡くしました。普通に出勤して、帰らぬ人になりま...Read More
「関わりたくない」ポロっとでる本音・・高次脳機能障害や失語症の支援 No2

「関わりたくない」ポロっとでる本音・・高次脳機能障害や失語症の支援 No2

さて、では、こうした人達の支援がなぜ進まないか? ここから先は、覚悟を込めて書きます。 はっきり言って「面倒」「手がかかる」「非効率」だからです。 例えば、高次脳機能障害で記憶があいまいな人には「何度も、何度も」同じ説明しなくてはいけません。 勘違いも多くて、何度も問い合わせがきます 本人はあせっているので、口調がきつ...Read More
脳がうまく機能しないだけなのに・・高次脳機能障害や失語症の支援 No1

脳がうまく機能しないだけなのに・・高次脳機能障害や失語症の支援 No1

病気や怪我で高次脳機能障害になった人、失語症になった人、 その人達は、全く自分と違う人でなく、ちょっとだけ、ある点についてだけ、脳がうまく作動しなくなったというイメージですね。 鈴木大介さんのいう「脳は情報処理をする器官」であり、「それがうまく作動していない」だけなのです。 胃腸の機能が低下したら、いつも食べられていた...Read More
子どもの高次脳機能障害NO3~成人との違い~

子どもの高次脳機能障害NO3~成人との違い~

2020年10月12日に開催された「子どもの高次脳機能障害」の研修報告続きます。大阪市立総合医療センター小児神経内科の九鬼先生による「子供の高次脳機能障害の理解と支援」です。 子どもと聞いてすぐに思うのが「脳の発達過程である」「可塑性に富む」ですね。 成人の場合との違いはこんなにあります!高次脳機能障害のリハビリを考え...Read More
子どもの高次脳機能障害NO2~診断のあとが大事なのに~

子どもの高次脳機能障害NO2~診断のあとが大事なのに~

研修報告続きます。九鬼先生も指摘されていましたが、発達障害と高次脳機能障害の区別がつきにくい。 幼少であればあるほど、難しいですね。特に学習障害は、学童期にわかると言われる生来の障害で、6歳以降にわかることが多いのです。しかし、病気や受傷が6歳前であると生来なのか、後天なのか、わかりにくく、ドクターが診断しにくいという...Read More
子どもの高次脳機能障害No1

子どもの高次脳機能障害No1

大阪府堺市にある、なやクリニックは高次脳機能外来を行っています。納谷敦夫先生は、息子さんが交通事故で重度の高次脳機能障害になられたことから、この障害について広く取り組みをされてきました。現在は、親亡きあとを考え、グループホームを作っています。温かい言葉と、温厚なお人柄に惹かれ、この障害に関わる多くの人が、先生のもとを訪...Read More