今日は、私が、高次脳機能障害について、始めて実感をもって知るきっかけになった本、「壊れた脳生存する知」をご紹介したいと思います。今、オンライン言語リハのご利用者さまとこの本を読みこんでおり、改めて、この本のすばらしさに心が震えているのです。 この本、2004年に出版されました。当時は、まだ高次脳機能障害ということがあま...Read More
私が病院をやめて起業した一つが、リハビリ難民と言う問題、詳細はこちら→脳のリハビリ「脳ケアゼミ」 もう一つが、生活にもどった高次脳機能障害や失語症の人に関わりたいと思ったことです。NPO法人Reジョブ大阪で活動しているうちに知り合った多くの生活期にある当事者の姿、悩み、そして生きる知恵は、病院にいる時にはまったくわから...Read More
子どもの高次脳機能障害についての勉強会に参加しました。ディスカッションになったのは「テストは平均値なのですが、本人、家族にとっては、これまでと違う」というお子さんの評価をどうするか?でした。言動が幼くなったり、ちょっと忘れやすくなったり、ミスが増えたり、なんか、なんかこれまでと違う、上手くいかないというケースですね。割...Read More
引き続き、脱抑制のお話をしていきます。思いついたら社会的なこと、結果も深く考えずに行動を起こしてしまうことです。高次脳機能障害の症状としては、他にも、易怒性というものがあります。読んで字のごとく、怒りっぽいこと。そもそもこの障害の人は、自分が障害を持っているという自覚も少ない人が多く「なぜ僕は入院などしているのだ」「私...Read More
昨日に続き、脱抑制について書いています。多くの人に、「自分にも、ちょっとあるかも」と思ってほしいなと思って書いています。決して他人事でなく、自分ごととしてイメージしてほしいです。 涙が止まらない 言語室で泣き出しちゃう患者さんも多いです。言語室は基本的に1対1の環境です。感情を出しやすいのでしょう。普段、他の人がいる病...Read More
あなたが病気や怪我をして、病院へ行ったとする。もしかして「原因がよくわからない」と言われることもある。まだ明らかにされていない病気もあるから、それは仕方がない。または、運が悪くて、診断できる医師でなかったのかもしれない。そのときは、他の病院を紹介してもらう、または自分で探すなりして、ま、ほとんどは診断されるのではいでし...Read More
軽度の高次脳機能障害と失語症の方は、簡単な会話は全く問題がありません。本人がすごく集中して頑張って成立しているかもしれませんが、会話の相手にはあまり気づかれることがないでしょう。でも、複数の人、複雑な会話となると別です。 そして、だれでも想像できると思いますが、怒っていたり、理不尽な場面であったり、不安で心がつぶれそう...Read More