高次脳機能障害 - 言語聴覚士のお仕事 - Page 3( 3 )

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【子どもの高次脳機能障害】学校との連携ポイント

【子どもの高次脳機能障害】学校との連携ポイント

今回は子どもの高次脳機能障害についてです。 こちらの記事の続きを書いていきます 学習面においては、記憶の低下が大きな影響を与えます。 中学になると抽象的な思考が必要とされるため、高次脳機能障害に詳しくなくても、認知特性に詳しい塾が対応できる可能性があります。 私の経験から言えば、個別対応ができる塾を探すことが重要です。...Read More
【障害を乗り越え、社会に希望を与える】親亡きあとも、親ある今も、仲間が欲しい

【障害を乗り越え、社会に希望を与える】親亡きあとも、親ある今も、仲間が欲しい

今回は、ご家族が障がい当事者の立場になった方のことについて書いていきます。 私が尊敬する増村幸子さんを紹介します。 息子さんが、事故により高次脳機能障害となりました。当時は、まだこの障害は知られていなくて書店で求めた本を、読み漁る日々。 そこで上田敏先生の著書に「これだ!」と思い、直筆のお手紙を出したそうです。まさに母...Read More
失語症がある人の家族の気持ち~言語聴覚士のお仕事~

失語症がある人の家族の気持ち~言語聴覚士のお仕事~

2019年からオンラインで言語リハビリ(ことばの天使)をしています。ご利用される方は、在宅(自宅または施設)で生活されている失語症や高次脳機能障害がある方です。もちろん家族と同居の人もいれば、別居の人もいます。 2018年に立ち上げたNPO法人Reジョブ大阪でも、月1回、失語症や高次脳機能障害がある人も、家族も、支援職...Read More
失語症・高次脳機能障害がある方に希望を伝えたい~言語聴覚士のお仕事~

失語症・高次脳機能障害がある方に希望を伝えたい~言語聴覚士のお仕事~

私は2021年2月から失語症・高次脳機能障害の方の就労をテーマにしたインタビュー冊子「脳に何かがあったとき」を毎月発行している。もともとは、言語聴覚士として、医療や福祉で取りこぼされている軽度の人たちの課題を調査したいという思いがあった(これは2018年に研究申請したものの、あえなく玉砕・・)それから紆余曲折あり、今に...Read More
行動しない人へ「失われた過去よりも、得られない未来のほうが惜しい」

行動しない人へ「失われた過去よりも、得られない未来のほうが惜しい」

私は言語聴覚士として、20年以上、脳卒中や頭部外傷による後遺症がある人、またはパーキンソン病などの進行性疾患の方に対して、コミュニケーション支援を行ってきた。そして2018年にNPO法人Reジョブ大阪を、2019年にオンライン言語リハビリを事業化した。ま、起業の勉強もせずに行動したものだから、数年はぐちゃぐちゃだった。...Read More
子どもの高次脳機能障害とは?理解と支援の必要性

子どもの高次脳機能障害とは?理解と支援の必要性

今回は、子どもの高次脳機能障害についてです。 この障害は、6ヶ月から学童期までの子どもたちを対象としており、成人とは異なる疾患です。 原因としては、頭部外傷、脳炎、脳症、低酸素脳症(例えば、溺れることが原因)、そして小児でも脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が考えられます。これらの脳損傷の治療を受けた結果、後遺症としててん...Read More
失語症リハビリの重要性と長期的サポートの必要性

失語症リハビリの重要性と長期的サポートの必要性

前回の続きです。 失語症は通常、時間をかけて改善していく障害です。しかし、昨今の医療情勢や回復期病院のFIM効率の観点から、失語症者は回復期転院が難しく、リハビリ終了が実態となっています。 残念ながら、失語症の言語機能は脆弱で、使わないと低下し、退院後にもっとも改善できる時期が過ぎてしまうことがあります。 適切なリハビ...Read More
【事例から学ぶ】高次脳機能障害者の奮闘と再起

【事例から学ぶ】高次脳機能障害者の奮闘と再起

今回は障害受容と社会復帰の難しさ、その過程ついて、事例を紹介しながら言語聴覚士の視点でお伝えしていきます。 生活期事例「中途半端に生かしやがって」から「障害は個性と思う」に至るまで 今回は40代の男性のケースです。 この方は、3代目の社長として頑張っていた時期に脳出血で倒れました。 急な手術で一命を取り留めましたが、左...Read More
【事例から学ぶ】意思表出の重要性

【事例から学ぶ】意思表出の重要性

今回は意思表出の重要性について、事例を紹介しながら言語聴覚士の視点からお伝えしていきます。 (3)生活の事例「自分で何も決められない」: 意思表出の機会を奪われたまま成長今回は30代の女性の事例です。父が会社員、母親がパート勤務の家庭で育ち、小学高学年で事故にあいました。 高次脳機能障害の診断はつかず、退院したものの学...Read More
【事例から学ぶ】高次脳機能障害の長期回復と妻の役割

【事例から学ぶ】高次脳機能障害の長期回復と妻の役割

今回は高次脳機能障害の長期回復と妻の役割について、言語聴覚士の視点からお伝えしていきます。 急性期、回復期、生活期それぞれの事例を通じて考察してみましょう。​ (2)回復期事例「あのときは、すぐに仕事ができると思っていた」 長期回復と妻の役割 今回の事例は40代の男性です。妻と子ども二人、が大手スーパーの管理職として働...Read More