脳がうまく機能しないだけなのに・・高次脳機能障害や失語症の支援 No1

脳がうまく機能しないだけなのに・・高次脳機能障害や失語症の支援 No1
病気や怪我で高次脳機能障害になった人、失語症になった人、
その人達は、全く自分と違う人でなく、ちょっとだけ、ある点についてだけ、脳がうまく作動しなくなったというイメージですね。
鈴木大介さんのいう「脳は情報処理をする器官」であり、「それがうまく作動していない」だけなのです。
  • 胃腸の機能が低下したら、いつも食べられていたものが消化できない
  • 心臓の機能が低下したら、いつもなら平気な運動でも、負荷がかかって、ばくばくしちゃう
  • 脚を怪我したら、いつものスピードで走れないし、階段も登れない
そんな感じで
脳の機能が低下したら、これまでできていた情報処理がうまくできない
それだけの話です
では、
  • 胃腸が弱っているときは、消化がいいものを食べますね
  • 心臓が弱っていたら、無理な運動は控える
  • 脚を怪我したら、松葉付けをつく、人混みをさける、移動の時間に余裕をもたせる
だれも、そこ、無理しろよ!とは言いませんね。
では、脳の機能が低下したら?
高次脳機能障害の当事者である岡﨑憲司さんが、先日の講演で
「手がない人にものを持てとは言わない、脚が麻痺している人に走れとは言わない
でも、僕らは
何で忘れるんや!とか、なんで怒るんや!とか、一生懸命がんばっていても、普通に責められる」のが現状です。
なにしろ、現代社会は、大変高度な情報社会です
スマホがない、SNSがない時代を知っている40代以上の方、想像してみてください。
「即レス」なんて求められることはなかったですよね
他人とのやり取りも電話ぐらいだから、それこそ子機がでるまでは、家族に1台の電話しかなくて、21時過ぎに電話がかかるなんてありませんでした。
情報もTVかラジオでそれもオンタイムのみ。あとは自分で録画してゆっくりみる
インターネットで爆発的に増えた文字ベースの情報は、昔は新聞、雑誌、本のみ
私はリアルに知りませんが、高度成長期前の時代はもっとのんびりしていたのではないでしょうか?
良くも悪くも
現代は、情報はますます複雑、そしてスピーディになる一方です
昔なら、まあ笑って許せた、そもそも問題にならなかった、そんな人たちがたくさん生きづらさを感じて生きています。
軽度でも日常生活の中では、たくさんの問題を抱えて
社会復帰の壁は厚い・・
2020年のまるっと文化祭は、朝日新聞社が掲載してくださったおかげで、広く知られるましたが、お問合せの方はほとんど自宅からのお電話で
「スマホもPCもない。どうやって講演を聞いたらいいのか?」でした
  • オンラインでのイベントが主流になると、こうしてネットリテラシーが低いと取り残されます
  • お金で言えば、リアル店舗が減ってネットショッピングが主流になると、お買い物が不便になります。
  • クレジット決済やスマホ決済で戸惑ったり間違えたり、もたもたして怒られたり
  • よくわからない複雑な課金制度のものをポチっとしたり
  • さらに言えば、詐欺などの金銭的な被害にあうことも多々あり。
書ききれなくなってきました。それくらいたくさんあります・・・
ちょっとした支援があればいいのに
回復するのだから、リハをしたらいいのに
そう思いませんか?ところが、そうならない現状があります。
明日、続きます。

私の活動をご紹介

すべての人が、自分らしく社会参加できる、自分の力を活かして稼げる「幸福な経済圏」が作れたらいいなと思って活動しています。

  • 当事者の社会参加と家族ケア・啓発活動
    NPO法人Reジョブ大阪
  • スマホやタブレット、PCで!言語聴覚士によるオンライン言語リハビリ
    くるみの森 オンライン言語リハ
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  • 当事者、支援者、家族がともに学び合うオンラインサロン
    脳ケアゼミ
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  • 本を出版しました!
    現場19年、大阪の元気な言語聴覚士が、患者から学んだ人生の処方箋。
    コロナ禍の中、先行き不透明な時代にこそ、多くの方に読んでほしい!
  • 講演・研修多数
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