1人で戦わないで、専門家を利用してくださいね~言語聴覚士のお仕事~
このブログでは、高次脳機能障害や失語症の知識と、当事者の思いや苦しみについて発信してきましたが、実は、家族も大変なのです。
ある日突然、パートナーや子供、親が、病気で倒れただけでも大変ですが、後遺症が残った場合、これまでと状況ががらりと変わってしまいます。
特に高次脳機能障害の症状の一つ「社会的行動障害」は
- 依存的になったり
- こだわりがきつくて職場で衝突したり
- やる気スイッチがはいらなくて、何もせずにぼーーっとすごしたり
- 感情がコントロールできずに暴言、暴力につながったり
などなど、こんな人ではなかった!と家族に多大なストレスがかかります。
一緒に生活している人にしかわからない
職場や、知人、同居していない家族など、制限ある中で接しているとわからない事も多いです。いや、むしろ、中等度~軽度の人であれば、相手や環境によって、がんばってある程度「社会の顔」を作ることが出来ます。でも、そのストレスが半端ない!
結果、ご家庭に対してだけ、感情を爆発させることが多いようです。その大変さは、家族しかわからないものです。
で、家族としては
この大変さを誰かわかってほしいと思うわけです。当然ですよね・・
しかし、社会的行動障害などの高次脳機能障害の症状は、見た目でわからない、本人も自覚しにくい!
わかってほしいと思って、努力すればするほど、「あなたの思い込みじゃない?」と思われがちです。
聞く気がないのではなく、ほんとに、わからないのです。
専門家を利用してください
ある、ベテラン支援者は、理解してくれない親族に対し、「1週間でも一緒に暮らしてみてください」と提案するそうです。「この障害は、少しの間すごすだけではわからないのです。一緒に生活しないとわかりません」
医師による診断書があると、家族の心理的負担も、理解されやすくなります。
リハビリをうけていた時期があるのであれば、その時のカルテを開示してもらうこともできます。
各都道府県には、高次脳機能障害についての相談窓口がありますので、そこを訪ねて、この障害について詳しい医師を紹介してもらうのも手です。
専門家を利用して、見えない障害を見える化しましょう!
このブログを書いている私も、言語聴覚士です。診断は出来ませんが、ちょっとしたアドバイスはできると思います。
こちら無料相談も行っています。ぜひ、ご利用ください→→
2回目以降は有料となりますが、まずは、ご相談ください。1回で終わることもあります。
私たちが担当します。理学療法士もいるので、身体のご相談もOK です
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