人間脳といわれる大脳新皮質について~言語聴覚士のお仕事~
脳の働き3日目です。さて、哺乳類の中でも、人間だけが2足歩行ですね!これがめちゃくちゃ脳の進化に関係するビックな進化なのです!!
脳がどんどん重たくなり発達する~大脳新皮質~
当たり前すぎて、気がつかないかもしれませんが、2足歩行である人間の脳は、そのすぐ下に脊椎という骨がありますね。骨で脳を支えているので、どんどん脳が重たく、中身がぐんぐん発達してきました。犬や猫をみるとわかりますが、脳を下支えしているものはありません。なので重たくなると首で支えきれなるのです。
こうして、私たちが「脳みそ」といっている、しわがたくさんある大脳新皮質が発達してきます。この大脳新皮質はうまく生きていくための脳と言われています。
- ものを見たときに何かわかる
- 話を聞いたときにその意味がわかる
- 階段を見たときに階段の高さもわかる
- 高さに合わせて足を上げることもできる
外界からの情報をインプットして、情報処理(解釈)して、適切な行動にうつす。そんな機能を担っています。
この大脳新皮質が障害された場合、言葉が分かりにくくなったり、感覚が伝わりにくいなど、インプットの過程に障害が生じたり、麻痺などアウトプットの過程に障害が出る場合があります。そして、高次脳脳機能障害と言われる、情報処理過程での障害が残ることがあります。本来は、脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質の3つで進化の過程を脳を語るのですが、高次脳機能障害を考える場合は、大脳新皮質の中でも、前頭前野と言う場所が重要になります。それは簡単に言えば、おでこの場所になります。
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