オンライン言語リハビリ「ことばの天使」は、2023年「リハビリ」の枠を超えます

オンライン言語リハビリ「ことばの天使」は、2023年「リハビリ」の枠を超えます

みなさん、こんにちは。これまで「ことばの天使」は、脳卒中や頭部外傷の後遺症である失語症・高次脳機能障害の方を対象にオンラインで言語リハビリを提供してきました。おかげさまで、リハビリを担当する言語聴覚士さんも育ってきて、それぞれ担当のご利用者さまの言語機能の回復、コミュニケーション能力の改善に向けて、取り組んでいます。

ところで、ご利用者様の中には、ほんとに軽度で、失語症・高次脳機能障害が背景にあるのか、一見、わからない方もいらっしゃいます。そうした人に対して提供しているオリジナルのプログラムがあるのですが、そのプログラムの話をすると「それって、ちょっと社内コミュニケーションが苦手な人にも提供してほしい」とかよく言われます。でも、そういう研修とかセミナーとかあるし、私でなくてもいいのでは?と思っていたのです。

きっかけになったある女性のことば「私、障害があったんだ」

「話し方セミナーに行ったけど、全然、意味がわからなかった」という女性がいました。彼女はADHDがベースにあって、さらに脳卒中による高次脳機能障害もありました。でも、本人は知らなかったのですね。よくよく考えてみると、コミュニケーションが苦手という背景に、発達障害があったり、もちろん未診断の失語症・高次脳機能障害症がある人もいるだろうな。背景にある症状、脳の特性を知らずに、そうしたセミナーに行っても解決にはならないのは想像がつく。もちろん、セミナー講師が悪いのではない。だって、言語聴覚士ではないのだから。

  • これまでの生活歴や病歴から障害がないのか判断し、特性を認識してもらう
  • 自分の発話を一緒に分析して、どうしたらうまくいくのかアドバイスする
  • アドバイスに基づき、繰り返し練習する

こうしたことは、個別の関りが必要で、そうしたサービスってなかなかないなと思いました。

後押しされたある男性のことば「その枠、なんとかならんのですか」

他にも人間関係のトラブルでコミュニケーションが苦手になった、怖くなった。職場で自分の意見が言えないという、脳機能でなく、心理の問題を抱えている人も多いです。

「コミュニケーションで困っているのは、何も言語の障害があると言われている人だけじゃない。いじめにあうのも、自分の気持ちが言えない子供だ。その親御さんも困っている。会社でも本人だけでなく、上司も困っている。脳卒中とか、なんとか障害とか、そういう枠、なんとかならんのですか。」

そう、本人でなく、周囲の人が困っている場合もありますね。

さらに、この男性、すごいことを言い放ちました、笑

「ことばの天使やろ。困っている人にことばの天国をつくってあげてや」

コミュニケーションの改善に必要なのはこの3つ

コミュニケーションは、本人だけでなく、相手も関係してきます。

本人の言語機能と心理(個人因子)×相手との関係性(環境因子)

この3つすべてにアプローチするコンテンツってあまりないなと気がつきました。言語機能といっても、スピーチに焦点をあてたものが多いですし。

お正月の3日間、こちらのコンテンツの組み立てについて、せっせと考えおります。そのうち、お知らせします。

私がどこまでできるかわかりませんが、やってみようと思います!

 

私の活動をご紹介

 

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