失語症がある人の復職率は8%と聞いて諦めている人がいるのではないか?~言語聴覚士のお仕事~
失語症・高次脳機能障害症がある人の、退院後の生活を当事者や家族の方にインタビューをして、毎月冊子にまとめています。この取材の応じて下さる方は、みなさん、同じ立場の人たちに、何か参考になれば、光になればという気持ちをお持ちの方が多い気がします。
冊子「脳に何かがあったとき」交流会を開催しました
インタビューは1時間~1時間半、たくさんのお話を聞けて全部、冊子にまとめたいのですが、さすがにそれは難しく。そこで、冊子を定期的に購読頂いている方向けに、交流会を開催しています。
今日は流暢性失語症のお二人と、ご家族さまをゲストにお迎えし、事前に頂いた質問を整理し
- 失語症の改善に役立ったこと
- 退院後に使った社会資源
- 復帰にむけて何をしたのか
- 仕事に戻って一番苦労したことと、工夫
- どのように職場の人に失語症のことを伝えているか
をお尋ねしました。また参加者の方からも質問がありましたので、お答え頂きました。
最後に、私が同じ立場の方に何を伝えたいでしょうか?と聞いた時の答えがこちら
「失語症の復職率が8%と聞いて、それで諦めてしまっている人も少なくないと思う。それならその数字を1%でもあげるしかないなと。あと、私の主人のように、復職したケースがあるんだということを知ってほしい」
心に響きました。そうですよね‥数字だけみて、そもそも諦めている人がいるかもしれませんよね。
クラウドファンディング挑戦中!
冊子『脳に何かがあった時』すでに、失語症・高次脳機能障害症がある56名の取材が終わりました。私自身が当事者や家族の方から、たくさん学ばせてもらっています。就労だけでなく、生活の中でも課題や工夫がたくさん掲載されています。医療や福祉で語られていない、知恵袋のようなこの冊子を広めたいと思っています。抜粋した記事もたくさん掲載していきますので、ぜひお読みください。
そして、交流会に参加してみたい!という方は、ぜひ、交流会参加権、または冊子の年間購読をお申込みください。
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