口から食べるための在宅支援〜言語聴覚士のお仕事〜
医療と健康、そしてリハビリの情報〜言語聴覚士というお仕事〜本日もよろしくお願いします。脳卒中、進行性疾患、癌、加齢、そして生まれつきの病気など、様々な原因で、ご飯や飲み物がお口から取ることができなくなるのが、摂食嚥下障害です。今日は、こちらの本を読みました。在宅医療と病院の役割について、考えたことをまとめてみます。
食べることの意味を問い直す―物語としての摂食・嚥下 (在宅・地域で生きる支える)
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新田 國夫 戸原 玄 矢澤 正人
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急性期病院では何をすべきか?
在宅医療の現場では?
退院されて自宅に戻る人には、嚥下障害を抱えたままの方が多くいますが、ほとんどが「食べるためのリハビリ」を受ける機会がありません。一度は「胃瘻」といって胃にチューブを留置して栄養剤を流すことになった人の、8割が、「食べるための訓練を受ける能力がある」と、報告があるそうです。
必要摂取量がすべて食べられなくても、少しだけでも食べることができることは、本人だけでなく、介護をしている家族の喜びです。この本にたくさん出ている「少しでも食べられるようになった」時のお写真をみてください。食べること、それは栄養摂取だけではないことがわかります。
リハビリに際しては、医師、看護師、介護士、セラピスト、そして家族など、様々な人が協働する必要があります。在宅医療こそ、いつも同じ場に関係者が集まっているわけではないので、目標と情報の共有、各自の役割遂行、そして、ネットワークが重要となります。
以前、学会で聞いた「新宿ごっくんプロジェクト」一度、見学に行きたいものです。こちらに、様々なツールが掲載されています。関わる人、みんなが情報j共有できる工夫がたくさんです。ぜひ、ご覧になってください。
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