失語症・高次脳機能障害のある方の就労の知恵を集めました~言語聴覚士の知恵~

失語症・高次脳機能障害のある方の就労の知恵を集めました~言語聴覚士の知恵~
2023年12月3日、コロナが明けての数年ぶりの会場イベントを開催しました。久しぶりのくせに、いや久しぶりだったからか、割と無謀な計画を立ててしまいました。なんと午前、午後の連続開催です!それも本格的に準備にかかったのは1か月前という(笑)私の辞書には、「あらかじめ」という言葉はない!
それでも多くのメンバーのおかげで無事に開催することができ、感謝です!
なによりも、会場にお越し下さった方、オンラインで参加して下さった方、本当にありがとうございました!
と、やたらとびっくりマークが多い文章になっておりますが、ここから本題です。

なぜ私は就労にこだわるのか?

私は言語聴覚士として回復期(いわゆるリハビリテーション病院)に勤務している時も、脳神経外科病院に勤務している時も就労にこだわっていました。こういうと、
  • 就労できるレベルの人だとやりがいがあるよね~とか
  • 高齢者より前向きな人ばかりだから、やりやすいよね~とか
  • 軽度の人ばっかりやってるから改善するのは当たり前であって、楽するな!とか
ま、いろいろなコメントも頂きます。
全部、嘘ですね、というか事実ではない。
やりがいがあるのは確かですが、就労に関係ない人でも「燃える!」という方々にはたくさん会ってきました。
今は言語障害ばかり取り組んでいる印象があるかもしれませんが、回復期病院の時は嚥下障害がメインで、重度の嚥下障害の人についてばかり学会発表していました。
やりやすいよね~っていうのが、最も違いますね。就労を目指しているけどなかなか見通しが立たない、そんなとき、患者さんは絶対に落ち込みます。自暴自棄になる方もいれば、引きこもってしまう方もいます。当然ですよね、人間だれしも目の前に道が見えない時には立ち止まってしまいます。家族さんもかなりメンタル不安定になる人もいますし、リハビリ職に対してきついことを言われる人もいます。そうした中で、関係を築いていくのは、決して「やりやすい」わけではありません。このあたり同業者の方は、頷いていくれるのではないでしょうか。
軽度の人は改善するから、セラピストの力ではないというのも嘘です。軽度の人は、当然ですが、元通りになることを望まれています。でも現状、そうした人に対する体系的なリハビリの方法などはないのです。すべてオリジナルで考えないといけません。さらに希望が千差万別。日々、工夫あるのみです。

私が就労にこだわる理由

そうした中で、なぜ就労に私はこだわるのか?ですが、以下の3つを満たすものを私は就労以外で知りません。
  • アイデンティティー
  • 社会参加
  • 稼ぐ、経済的安定
アイデンティティーは家庭内でもありますね、お母さんであったりお父さんであったり、息子、娘であったり、兄弟、姉妹などです。
社会参加はボランティア活動でもいいし、またはデイケアやリハビリセンターに通うことでも可能です。
しかし、経済についても満たすものは、就労以外ではありません。
就労形態はなんでもいいと思っています。お金を自分が働いた対価として得るという意味で使っています。

就労したいと思っていない人はどうなのか?

これもよく聞かれる質問です。全員が働かないといけないのか?それはおかしくないか?と。
もちろん働きたいと思わない人は、働かなくていいと思います。
世の中には、そもそも病気や障害と関係なく、不労収入で十分生活できる人もたくさんいるわけで、全員が働いているわけではない。
むしろ国が豊かになるほど、そういう人たちは増えていくもの(今後の日本は知りませんが)
私が言いたいのは、働きたい人に働く権利を渡したい、働ける環境を作りたい、働ける知恵を共有したい、ということなのです。
就労、働くをどう考えるかは人それぞれです。
働きたいと思っているのに、ちょっと工夫したら働けるのに、もっと能力発揮できるのに、そうした人達が活躍できる社会になるといいなと思っているのです。

就労したいけど、難しい人はどうしたらいいのか?

もちろん、なんでもそうですが、現状を変えたければ努力が必要です。これは病気も障害も関係なく、健常と言われる人も、ずべからく同じ。自分が今いる環境を変えたければ、なにかしらの努力は必要です。
私が関わる失語症・高次脳機能障害の人に関していえば、リハビリは必要です。
しかし、それは他人任せでなく、自分主体のリハビリが必要なのです。セラピスト任せではダメです。セラピストはあくまでも道しるべを提示するだけの存在だと思っています。

2人の失語症・高次脳機能障害の方のインタビューまとめ

私は失語症・高次脳機能障害の方を対象に、退院後から今に至るまでの生活についてインタビューしてきました。もちろん、お仕事についても聞いています。どんな課題があって、どんな工夫をして乗り越えて来たのか。

リーフレットPDFをご希望の方はNPO法人Reジョブ大阪までご連絡ください↓↓
npo.rejobosaka@gmail.com

 

私の活動をご紹介

 

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