日々の生活を大切にすることと、お仕事を頑張ることは反しない〜私の行動を変えた本〜

日々の生活を大切にすることと、お仕事を頑張ることは反しない〜私の行動を変えた本〜

私は読書が大好きです。これまで多くのことを教えてくれたのも本です。ここでは私の行動を変えた本について書いていきたいと思います。

向田邦子さん、今の若い世代の方はご存知でしょうか?私が大好きな作家で、かつ、とても美しくおしゃれでお料理上手。
エッセイも、小説も、お料理本も、写真がたくさん掲載されている本も、ほとんど読破しています。

彼女は、好きな男性いたようですが、生涯独身でした。こんなに美しくて聡明な女性なのにね!おまけにとっても思いやり溢れた姉御肌な方だったそうで、世の中の男性は、何をしているのでしょう?と言いたくなってしまいます。

楽しめばなんだってできる!そして、自分で稼いで好きなものを買う!

私が向田邦子さんを読み始めたのが、ちょうど大学生の頃です。衝撃でした。何にって、そう、「好きなことはあれもこれもやってもいいし、そのことで仕事の成果が変わるわけではない」ということにです。
私が受験した頃は、それこそ受験戦争という言葉が象徴する時代で、「4当5落(4時間睡眠は合格して5時間寝ると落ちる)」とか今ではまったく有害としか思えないくらいの、勉強、勉強の時代。やりたいこと我慢して、受験だけに専念しろ!みたいな風潮でした。

でも、彼女は、仕事はもちろん、それ以外なんでもかんでもプロ並み!なんてスーパーウーマン!
そして、すべてに愛情を感じるのですよね。ほんとに心から料理もお洋服もおしゃれも好きだったと思います。

そして、男女雇用均等法が施行されても、いまひとつだった時代の、も〜っともっと前の時代に、自分の能力で稼いで、「これぞ!」というものには、大枚はたいて購入して愛用する。これぞ、自立した女性!

もう大学生の私には、きらきら〜な存在でした。

今の時代に再読したい理由

最近、なんだか成果主義というか、なんでもかんでも「結果」重視。重要でないものは、できるだけアウトソーシングして、家事なんてどんどん効率化!みたいな風潮が強い気がするのは私だけ?仕事は大事で、家事は邪魔なものって意見が強い気がするのですが。

でも、家事や生活に関することを、効率化していかなくても、別に仕事の質は変わらないのではないかと思います。
なぜなら、家事は自分の生活の基盤となること、想像力の源で、まさに前頭葉を鍛えるにはもってこい、インスピレーションがわきやすいのです。アメリカの女性作家がキッチンライターと言われたのも、そして、日本でも物理学会長を務めた米沢富美子さんも、桐島洋子さんも、宮尾登美子さんも、みんな家事大好きと書いてました。
そして、ちょっと無駄でも楽しいことって、ある気がします。そんなところから、心の潤いとか、余裕とかが生まれるのではないかなと。

日々の生活を、丁寧に自分の手で作り上げることの大切さ、もう一度考えてみたいと思います。

やっぱり外せないこの小説!今読んでも、大人の恋と艶っぽさにくらくらっ

隣りの女 (文春文庫)

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向田 邦子
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私の活動をご紹介

すべての人が、自分らしく社会参加できる、自分の力を活かして稼げる「幸福な経済圏」が作れたらいいなと思って活動しています。

  • 当事者の社会参加と家族ケア・啓発活動
    NPO法人Reジョブ大阪
  • スマホやタブレット、PCで!言語聴覚士によるオンライン言語リハビリ
    ことばの天使 オンライン言語リハ
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  • 高次脳機能障害者・失語症の方の就労における知恵。当事者インタビュー冊子はこちら 「脳に何かがあったとき」
  • 本を出版しました!
    現場19年、大阪の元気な言語聴覚士が、患者から学んだ人生の処方箋。
    コロナ禍の中、先行き不透明な時代にこそ、多くの方に読んでほしい!
  • 講演・研修多数
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