子供に怒ってしまう根っこは、お母さんの不安な気持ち〜ワーキングマザーの知恵〜
先日、東京で小さいお子さんを育てているお母様から「子育ての話を聞きたい」とお声がかかり、これまでの子育てを振り返ってお話してきました。
題して「ママtalk」です。
一番辛かったことは、子供を怒ったあと
子供を感情的に怒ってしまったあと、あの、罪悪感!ほとんどの方が経験しませんか?
あ〜なんで、こんなこと言ってるのだろう?と、もう一人の自分が頭の上で見ているのを感じているのに、止まらないんですよね。
なぜなら、子供には、大人の感情を強制的に抑えるほどの権力もないし
気持ちを納めるように上手く立ち回れるほど、言葉たくみでないから。
つまり、相手が子供だから、遠慮なく感情的に怒ってしまって、結果、それが後ろめたいからますます感情的になってしまう。だから、後悔の嵐がすごい!
あなたはそんなことありませんか?私は、あまり回数ないけど、そうでした。
怒ってしまう根底にあるものは?それはママの不安ではないですか?
子供は、思う通りにまず育ちません!ママの中では「こうした方が上手く行く」とか「社会で生きていくには、こうあるべきだ」というルールがあって、そして、それを思い切り外してくるのが子供です。それも見事に!
で、ママは不安になります。つまり「こんなことでは、この子は将来やっていけないのではないか?」と
しかし、今、世の中は大きく変わっています!それも急速に!
「将来どんな社会になるかわからない」「自分の価値観は、ある一個人の固定概念でしかない」ことを自覚しましょう。
こうでないと将来困るのでは?という漠然とした不安が一切当てはまらない可能性が高いのです。
事実、友達関係において、私が不安に思っていたこと、すべて「起こらなかった」です。私が子供だった時代と大きく変わりすぎて、友人関係じだいが変わっているようです。
働きながら思う、子供に身につけて欲しいこと
どんな社会になっても、生きていける力ってなんだろう?っていつも考えます。
今、思っているのが
- 自分で考えて決める力
- 人にヘルプが言える力
- 自分の間違いに気づいたら謝ることができる力
この3つでしょうか。そのためには、ママは「心配で不安でも子供の決定を尊重」して、「ヘルプや謝ってきた時には、寛容に受け止める」ことが必要です。これ、かなりハード!でも、大切にしたいと思ってます。
COMMENTS & TRACKBACKS
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こんにちわ。覚えていますか。青丹学園で同級生だった花堂しのぶです。言語聴覚系の調べものをしていて、たまたま西村さんのブログにヒットしました。とても感銘を受ける内容、そして精力的な活躍、素晴らしいです。NPO法人の設立や本の出版もおめでとうございます。私も言語聴覚士としてまだ働いています。年子の保育園時のお母さんでもあります。だからこそ、西村さんのブログの内容が心に沁みました。お子さんがもうずいぶん大きくなられたのですね。あの頃は西村さんのお子さん、まだ保育園でしたよね、読みながら思い出していました。またこれからもブログ読ませていただきます。これからのご活躍期待しています。そして私もまた、西村さんを見習って言語聴覚士として日々精進していきたいと思います。本当に素敵なブログに出逢わせていただいてありがとうございます。
ごぶさたしています。もちろん覚えています!
あたたかいコメントありがとうございます。娘は今アメリカに、息子は奈良に、ともに大学2年生です。はやいわ。年子で保育園とは一番忙しい時期ですが、その分、母親としては一番思い出に残る充実した時期だと思います。ちょっと更新が途絶えていますが、ぼちぼち書いていきます。どうぞよろしくお願いします