言葉がわからないわけでもない、話ができないわけでもない。でも、人と会話ができない、テレビを見ても何がおこっているのかわからない・・高次脳機能障害者の声なき声で、書き続けている患者さんの手記からです。 情報の処理速度が遅いんです。しゃべるときってみんな早いでしょ。だから相手が話している内容が理解しにくい。早口でいろいろ言...Read More
本日は、このブログに記載している高次脳機能障害者の声なき声を書いている当事者と家族さんに、友人と一緒にインタビューに行ったので、その内容を書き起こします。 入院中に高次脳機能障害はみるみるうちに良くなった。会社の帳面を理解することができて、おおまかな流れがわかった。大きな装具をつけて歩けるようにもなった。僕は退院したら...Read More
このブログで連載しています高次脳機能障害者の方に、先日、医療雑誌の取材がありました。このブログを読んでいたある女性から、私に依頼が来ましたので、早速、私はこの患者さんに同行してほしいと思い連絡しました。その時の感想をいただきましたので、掲載します。社会復帰とは何かを非常に考えさせられる内容ですので、是非お読みください。...Read More
意識がもどり、リハビリ病院に転院してリハビリが続きます。様々な高次脳機能障害を呈しており、その一つがこちらの左半側空間無視です。 これまでの経緯はこちらをご覧ください。高次脳機能障害者の声なき声 ぼくは左の半側空間無視という症状があって、左側が全くわからなかった。視野も左が極端に狭かった。病気に倒れて2ヶ月すぎた頃、お...Read More
重度のままリハビリ病院に転院し、数日内に主治医から病状の説明をうけました。 これまでの経緯はこちらをご覧ください。高次脳機能障害者の声なき声〜言語聴覚士のお仕事 少し前に主治医が病室に入ってきてこういった「おそらく一生、車椅子生活になるでしょう。そして、高次脳機能障害もあります。社会復帰はあきらめてほしい。」ぼくは初め...Read More
前回までは身体についての話でした。左半身は重度の麻痺でしたが、身体だけでなく高次脳機能障害も重度でした。 これまでの記事はこちらをご覧ください高次脳機能障害者の声なき声 何とかベットの上にテーブルをつけて、言語聴覚士の先生の訓練が始まった。プリント問題を置かれた。1問目は忘れもしない「2 +2」の小学生ができるような問...Read More
「絶対に僕に文句を言わないでください」という理学療法士の先生とのリハビリは翌日から始まりました。 前回の記事はこちら 重症のままリハビリ病院に転院となった まず、僕の場合は、姿勢が悪いので、姿勢から直した。最初、青い棒を背中の真ん中に敷いて、しばらく寝ころんでいた。背中が痛くて大変だった。次にアキレス腱が硬いので、階段...Read More
20日間意識不明だったが、毎日のようにリハビリがあったらしいが、全く覚えていない。ちょうど一ヶ月たってから、リハビリ病院に転院した。あの時は、病院の車で送ってもらい、主治医と話をした。僕はものすごく疲れて、すぐにベットに横になって眠った。次の日からリハビリが始まった。PT(理学療法士)の先生が、まず、ベットに座ってくれ...Read More
先生、もう隠居生活と一緒でしょ?何をして生きていったらいいんですか?もう死ぬのを待つだけじゃないですか。仕事も何もないし。いいんですよ、それで。僕は、ポジティブなんですよ、どんな時でも前向きですよ、だからいいんです。 医療機関におけるリハビリでは、歩けるように歩行訓練、トイレでの排泄は行為ができるように生活動作訓練、注...Read More