僕が障害を認めるまでNo3~高次脳機能障害者の声なき声
引き続き、NPO法人エスペランサ代表の岡﨑さんの記事、続きます。
講演会用に準備された原稿をもとに書いています。
今日は彼の症状についてです。
あるわ、あるわ、こんなこと、あんなこと
- 今も、左半身がぶら下がっている感じがする。気圧の変化の前の頭痛もひどい
常にロキソニンが手放せなくて、飲んだこと忘れてまた飲んでふらふらになってしまうこともある。キツイ薬なんで、知ってますか?危ないです。 - 外出の際、パニック防止で、順番と内容をメモしてこなす。
- 会議ついていけない。なので、ホワイトボードに残したり、まとめて、後でゆっくり整理する。
- 内容を理解していないことを隠すように空返事をしてごまかすことが多い。
- 質問されて答えがズレてる(らしい)。それを指摘され何も言えなくなる自分がいる。
- 決めていたことを変更するとパニックになるので段取りを臨機応変に出来ない。要領悪いが悪いっていうんですかね。何度も確認したりします。
子供っぽいところもたくさんで
- シャンプー類を全部だす
- 脱衣場でバスマットを使わず床ビショビショ
- 窓を全開でエアコンつけたり
小さい子供がいる家の中みたいです。
感情のコントロールができない!!わかってるけど
これが一番トラブルの元
- すぐ怒るし、泣く、笑う。怒った記憶がないこと多い。
- 親しくなりぶつかるのが嫌なので、深入りせず浅く広くの友人関係にしている。
- 一般に比べて怒りのスイッチも多く感覚も若干ズレている。「昨日なんであんな怒ってたん?」とよく言われる。大抵は覚えていない
- 高次脳機能障害(沸点の低さ)を知っている人には「怒らないでね」と、前置きをされる
この深入りしないようにしているというのは、当事者会でもよく耳にする対応方法です。お互い傷つきたくないから・・と。
どんだけ苦労してきたか!
今まで人の3倍は困って生きてきただろう。これが原因でトラブルも多かったと思う。
これはそばにいる人でないとわからないと思う
「診断がつくまで本当によくサポートなしで今まで来れたなぁと思う」と妻は言います。
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