テストでは平均値と言われても~子どもの高次脳機能障害~

テストでは平均値と言われても~子どもの高次脳機能障害~

子どもの高次脳機能障害についての勉強会に参加しました。ディスカッションになったのは「テストは平均値なのですが、本人、家族にとっては、これまでと違う」というお子さんの評価をどうするか?でした。言動が幼くなったり、ちょっと忘れやすくなったり、ミスが増えたり、なんか、なんかこれまでと違う、上手くいかないというケースですね。割と多いと思われます。でも、「検査は問題ない」わけです。難しいですよね・・「病気や怪我の前の成績表を持ってきてもらう」「発達検診の記録」など客観的な指標をもとに、推測するしかないのが現状。なやクリニックの先生いわく

交通事故は、悪魔のような保険会社との交渉が必要となる。ちょっと精神科に通っていたり、アスペルガーの傾向があると、「鬼の首を取ったように」後遺症ではないと言ってきますね。検査結果がよければ、認定されにくいという、なんとも言えない状況。検査は平均値ですが、これまでと違うようですと主張するしかない。

いじめや暴力による被害だと、学習面だけでなく、トラウマで学校にも行きにくい。後遺症でさらにいじめられたりしている子供もいて、そういういじめをなくしたいなと思っています。とはいえ、いじめられてないか?と聞くしかないんですけど。

学習面だけの問題ではない、包括的な支援が必要になります。でもサポート体制が整っていない状況で、聞いていると、「やってられない」理不尽さを感じます。

子どもの脳は可塑性に富むとはいえ、他のお子さんも脳の発達が著しい時期でもあり、「超特急で走っている横を、普通電車ではしっているようなもの」らしく、ますます、差が開いてしまいますね。これは、発達障害の子供を見ていても思います。この子なりに発達しているですが、周囲との差は開いていきます。

成人も、この「検査は平均値」という症例は、診断を見過ごされたり、「大丈夫ですよ」と軽く言われてしまったりの、軽度であるがゆえの問題があるのですが、子供は発達途中であるがゆえ、さらに問題は深刻な気がしました。

この軽度の人のこまりごとについて、実践知を積み上げる事業を考えています。クラウドファンディングをしていますので、ぜひ、お読みください!

就労について書いていますが、そもそもキャリア形成前に障害になった人と、形成後の人とでは、こまりごとは異なってくると考えています。

私の活動をご紹介

すべての人が、自分らしく社会参加できる、自分の力を活かして稼げる「幸福な経済圏」が作れたらいいなと思って活動しています。

  • 当事者の社会参加と家族ケア・啓発活動
    NPO法人Reジョブ大阪
  • スマホやタブレット、PCで!言語聴覚士によるオンライン言語リハビリ
    くるみの森 オンライン言語リハ
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  • 当事者、支援者、家族がともに学び合うオンラインサロン
    脳ケアゼミ
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    現場19年、大阪の元気な言語聴覚士が、患者から学んだ人生の処方箋。
    コロナ禍の中、先行き不透明な時代にこそ、多くの方に読んでほしい!
  • 講演・研修多数
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