社会参加を諦めないで、諦めさせないで~高次脳機能障害と失語症~
今、私は、言語聴覚士として、オンラインで言語のリハビリをしています。
ネットから申し込みされる方は就労している、または会社に戻るのは決まっているけど、まだ自宅療養中であるという休業期間だったりします。
職場に戻るとき、又は上司が変わる時、よく聞かれるのが
「障害について話をしたほうがいいですか」と言うことです。
ここは本当に微妙なので、一概には言えませんが
- 信頼できる人には伝える
- 問題が起こりそうな前に伝える
ただし、上手に伝えるコツがあります!やみくもに「こんな障害なんです!」と言っても、そもそも失語症や高次脳機能障害は、知らない人が多いので、不信感をもたれる、または、「あいつがいうなら、なんかわからんが、大変なんやな」と好意的ではあるが理解はされていないという感じになります。
このあたりについては、少しずつ書いていきますね。
もう一つ聞かれるのが
「良くなりますか」です。
進行性疾患でない限り、多くの人は数年単位で改善していきます。このオンラインによる言語リハを始めて、多くの人は、3ヶ月、6ヶ月単位で改善しています。
唯一、改善しないリスクとしては、二次障害です!
これは障害によるものではなく、障害によってコミュニケーションや人間関係が難しくなり、退職、うつ病や引きこもりなど2次的な障害が生じる事です。
なので、本人は、社会参加を諦めないでほしい。
周囲の人は、今まで通りできないからといってすぐに切り捨てないでほしい!
長い目で見て一緒に関わっていけば、必ず良くなる障害です。
期間限定のお知らせ
宣伝になりますが、こちら、当事者が集うまるっと文化祭です。コロナウイルス感染防止のためオンラインで開催します。が、ネット使った準備に、何人か高次脳機能障害や失語症の方が関わっています。クラウドファンディングもします。ぜひお読みくださいね!
昨年のレポートはこちらをお読みください。第3回は、こんな風に大規模イベントにしたいです。
LEAVE A REPLY