あふれる食の情報に振り回されない、とらわれ過ぎない〜私の行動を変えた本〜
食事を大切にしていますか?と聞かれて、「はい」と自信をもって答えることができる人はどういう人でしょう?
- 日々、厳選した食材を使って、様々なお料理を日替わりで作り、美しく盛り付ける、グラビアに出てくるような人
- マクロビオティックや、食養生などの知識に造詣が深く、取り組んでいる人
- きちんと栄養バランスを考えた献立で食卓を整えている人
そんな「私には無理だわ。。」の概念をとっぱらってくれる本です。
食は生きている限り、必ずついて回るもの。そこにかかる時間、労力、お金はとても大きなもの。前書きでも書かれていますが、暮らす=食べることです。避けて通ることはできません。でも、ほとんどの方は、食べるために暮らしているわけではありませんよね。
この本では、何を食べるか?どのくらいの量を食べるか?そして、それを淡々と守っている暮らしこそが豊かであることが書かれています。あまりに、シンプルに美しく描かれているので、あれもこれも、情報に載って食べることが、無意味なことに感じてきます。食べ過ぎの弊害を書いている本よりも、よほど、ダイエット効果が高いと思います。
個人的な意見ですが、「〜がだめ」と言われるよりも「〜の方がいい」「これが素敵でしょ」と、さりげなく提示される方が、心が惹かれます。
この本で、一番好きなエピソードは、かのジャクリーン・ケネディ・オナシスが、どんな時でも朝食の内容を変えなかったこと。硬めのビスケットと、お茶。このルールを守ることであのスタイルを維持できたのか、ルールを守り通せる意思があったから維持できたのかわかりませんが。かの、100歳を超えた医師、日野原重明さんも、朝食はず〜っと同じスタイルだとか。1日の始まりが、習慣化されて決まっていると、スタートしやすいのかも知れません。
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