支援職は患者さん・利用者さんから学び成長するもの~言語聴覚士のお仕事~
先日、ある相談員さんからこんな話を聞きました。
初めから支援がうまくいくことってないじゃないですか。1人1人の障害者と向き合い、失敗したらどうしたら良かったのか?これからどうしたらいいのか?そんなことを考えながら、私たちが育ててもらっているんですよね。うまくいかないからって切り捨てていたら、自分も何も変わらないじゃないし、成長もしないと思います。
その通りだと思いませんか?私がご指導いただきている浮田弘美先生も
良きにつけ悪しきにつけ、殆どひとりでしてきましたから。一つだけ確かなことは患者さんのおかげということです。
実習生や新人のかたも「できない・・」って落ち込んだり、「向いてないのかも」とかよく言いますが、初めからできるわけないじゃん!です。
私なんて未だに指導されてるし、日々、「これでよかったのかな?」と悩む日々です。それでもご縁があった人に、今の自分が出来ることを一生懸命するしかないし、わからないことは相談するしかないと思ってます。
おまけに!自分が落ち込んだり凹んでいるときに、励ましてもらえるのが、私の場合、失語症・高次脳機能障害の方や、その家族なのです。不思議と、よいタイミングでメッセージをもらえたりして、「よし、もう一回がんばろ!」って気持ちになるんですね。支援職をしていますが、じつは、支援される側である失語症・高次脳機能障害の方や家族さんに支えらえれているなと心から感謝しています。
そうした人たちのエピソードを書いたのがこちらの本です。ご興味あればぜひ読んでみてください♪
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