「失語症」「構音障害」「高次脳機能障害」「嚥下障害」~言語聴覚士というお仕事~

「失語症」「構音障害」「高次脳機能障害」「嚥下障害」~言語聴覚士というお仕事~
私は言語聴覚士です。主に脳卒中の方や頭部外傷の方、そしてパーキンソン病などの進行性疾患や、最近では高齢になって体が弱ってご飯が食べられなくなった人のリハビリをしています。
脳卒中とは、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血のことで、ほとんどの方がある日突然発症します。損傷した脳の部位によっては、手足の麻痺だけでなく、言葉がわからなくなったり話せない(失語症)や、記憶ができなくなったり、複雑なことを思考することができなくなったり(高次脳機能障害)、ろれつが回りにくくなったり(構音障害)ご飯が食べられなくなったり(嚥下障害)と、様々な後遺症が残ります。
この病気を発症した患者の多くは、入院されてから初めて「脳卒中」のことを知ります。脳卒中という言葉ぐらいは聞いたことがあると思いますが、他人事だと思っていたという人がほとんどです。いかに一般の方にこの病気が、さらにその後遺症について認知されていないか、実感する日々です。
脳卒中は、生活習慣との相関が高い病気です。日頃からの食生活、運動を心がけることでかなり予防することができると言われています。
ここ数年で中高年での発症数が増加傾向にあり、生活の中で、自分の健康に気をつけて欲しいと願っています。
このブログでは、言語聴覚士として働く中で、多くの人に知ってほしいと思う医療やリハビリの情報、さらに社会資源について書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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