子供が留学をしたいと言い出した時No3〜ワーキングマザーの知恵〜

子供が留学をしたいと言い出した時No3〜ワーキングマザーの知恵〜

No1は資金について、No2は英語力のつけ方について書きました。今回は「そこですか〜??」と驚いた盲点ともいうべき力、これこそ、経済力には関係なく取り組めるて、かつ、どんな国に住もうとも、そして、日本にいるとしても大事なコミュニケーション能力の基礎ともいうべきものです。ぜひ、ご家庭で取り組んで欲しいと思います。

話す力よりも聴く力が大切!

リハビリの現場で言語聴覚士が、評価すべきものの一つに「傾聴態度」があります。まずはこれを身につけなければ、訓練はすすみません。コミュニケーションとは、相手との双方の関係で成立するものです。話したい相手の話を「聴く」ことはとても大事。

お子さんの話をまずは聴いてみましょう。親が一方的に話をしていませんか?子供は、まずは聴いてもらえる経験を積んで、それから相手の話を聴くということを学ぶことができます。

お子さんが相手の話を遮ったり、途中で何かを始めたり、そんな態度を見かけたら、一言伝えてください。「きちんと相手の話を聞きなさい。失礼でしょ。せっかくお話してくれているのに」と。今は、自己表現ばかりが言われていますが、自分のことを相手に伝えることだけでなく、相手に興味を持って話を聴くことのほうが、ダントツに印象に残ります!さらに、相手から情報をもらえることにもなります。ぜひ、「傾聴態度」を身につけて下さい。

話す力とは、流暢性よりも、コンテンツ

「日本語で面白くない人は、英語でも面白くない」これ、海外で長い間、生活している友人が語っていた言葉です。なるほどですよね、語るべき内容があるかないか、これが重要!話す内容が興味を引くものであれば、多少、下手な英語でもいくらでも相手が聞こうと努力してくれるそうです。そのためには、何か「子供が興味あるもの」をとことん経験なり学びなりさせてあげるといいと思います。その他大勢の人がもっているコンテンツではなくて、その子にしか語ることができない、とんがったコンテンツがあると、流暢に話ができることよりも強みになるのではないでしょうか?

読む力をつけるためには、活字になれること

活字を見て、意味をとらえて理解する、これには注意力や集中力が必要です。また、脳内で文字という単なる図形である形態に、言葉の意味を付加しないといけません。情報の統合です。この回路を鍛えておくに越したことはありません。小さい時から、どんどん文字に慣らすために、絵本でもなんでもばらまくように、置いておくといいと思います。暑い夏、寒い冬、おうちにいるよりも図書館で過ごしませんか?最初は、あれこれ手を出して「読んでない!」という状況でもいいと思います。まずは、文字に触れることが大事なのですから。

書く内容もさることながら、キーボード操作も大事!

これは、TOEFLを受けるときに衝撃でしたが、近年はwritingは、パソコン入力なのですね。知らなかったです。パソコン大嫌いでほとんど触らず大きくなった我が子は、ひたすらキーボードで入力する練習をしなくてはいけなかったのです!ぽちぽちと、入力していたので、溢れるように文章が頭に浮かんでも、打つスピードがついていかない!

思えば、 SNSでもメールでも、文字情報を発信する時は、ほとんどスマホやパソコンですよね、こうした機器に慣れておくことはとても大事なのだと思いました。ここ、我が家では本当に盲点でしたね。

発言する、質問する、そんな勇気が一番大事

ある個人塾を経営している女性から聞いた話ですが、短期留学に行く前に「手をあげる」練習をするそうです。なぜなら、日本の学生は自ら授業に関わる態度が身についていないので、受け身で何も身につけることなく帰国することが多いからとのこと。

確かに学校現場では、思いついたことをすぐに質問すると、先生に「怒られる」ことがあるみたいです。我が子も3者懇談で言われましたよ「思いついたら質問するから、授業が中断される」って!はっきり言いましたけど、私は。「質問して怒られるなんて、俺の話を黙って聞いておけってことですか?昭和のオヤジか軍隊ですか?それでどうやって生徒に積極性を身につけるのか教えてもらえますか?私は職場でそんな指導したことありませんよ、みんな辞めてしまいますから」隣で子供がびっくりしてました(笑)

日本の教育、文化が、世界基準ではありません。もちろん、場を茶化す、相手を愚弄することはしてはいけませんが、質問するってことは、相手の話を聞いていることでもあるのですから。一番失礼なのは、無視するとかノーリアクションですよ。そこはきちんと教えてあげてもいいと、私は思います。

 

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. by なおこ

    学校の先生への啖呵、あまりにかっこよくてシェアさせていただきました、笑。全くその通りですね!先生にとってはそれが当たり前で、疑ってもいないのでは?ハッと気づかれたとしたら嬉しいですね。アメリカの20歳の子達と接する機会があるのですが、どの子も20歳とは思えないくらいハキハキしっかりしていて。やっぱり教育の違いだろうねと話してます〜。

    • by naminamiyunbi73

      シェアありがとうございます。スイッチが入ったのですね(笑)あまりに一方的に言われたので。職場でも、自分の意見や質問をしてくるスタッフは優秀ですよ。やはり、主体的な教育は大事だと思います

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