中途障害の人は、それまでの強みを活かそう!
6月1日から、こちらの事業所に関わっています⇒ユメグミ
「チラシを折ったり、お皿洗い等の軽作業ならできるかもしれません」面談でそう言っていた彼女。20年以上前に、病気で高次脳機能障害になりました。
認知機能評価をすると、そんなに悪くない。パソコンを触ったことは?と聞くと
「病気になる前は、ワープロとかやっていました。病気になってからは触ってないし、スマホも無理です」
ローマ字書いてみてとプリントを出すと、すらすら書ける。え?できるやん??
パソコンのキーボードを触ってみようか。ワープロと同じだよと言って、パソコンの前に向かってもらうと
打てるじゃん!文章できるじゃん!それに、そこそこ速いじゃん!
こういうことなんだよね、高次脳機能障害って。できることと、できないことの乖離が大きい
そして病前にできていたことは、結構、強みとして残っている。20年ぶりのキーボード操作があまりに見事でびっくりした。
支援職の醍醐味ですね、こうした発見は。機能訓練的なリハはいらない、だってすでにできるんだもん!できることを探すのが大切
昨日は、別の女性。パソコンできません!という。しかし、同じような作業を続けるのはできる気がしますとのこと。大量にあるレシートを会計ソフトに入力する作業を教えてみた。慣れるまではちょっと時間がかかったけど、そこから先は自動モード、ひたすら打ち込んでいました。すごいなぁ、私なら飽きちゃうけど。彼女の場合、混乱しないようにずーっと同じ作業をお願いしたら、かなりの事務作業ができそうです!
みなさんの能力を評価しながら、いろんな仕事を考えています。気軽にお問い合わせください。
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