自立とは何だ!〜言語聴覚士のお仕事〜
大阪府相談支援従事者初任者研修に行ってまいりました。そこで、一番、心に響いたのが骨形成不全の女性の講義。昼一番だったのに、少しの眠たくなかったもの!!メモ、メモ
私たちが当たり前にしている選択一つずつが自立
重度の身体障害者である彼女は、生まれてからずーーーっと家族の介助のもと育ってきました。つまり、家族なしの生活は「考えたことがない」「知らない」
よく考えてみれば、特殊な環境ですよね。そして、大学生になった時、彼女は同じ障害をもっていながら、1人暮らしをしている人と出会い、衝撃をうけるのです。
あ・・家族がいなくても生活はできるのだ。
自分で「今日、どこへ行くか」「何を着るか」「誰と過ごすか」選んでいいのだ。
私たちが当たり前にしている選択の一つ一つが自立だったのです。その自立を、障害のある人、特に生まれつき障害がある人には保証されていないことに、私たちは気がついてさえいないことに、私は、目が覚めました。
危険を冒したり、過ちを犯す自由
ちょっと危険だけど、やってみたい。子供が、ジャングルジムとか、危なかしいことをしたり・・そこで怪我をしたり、ひやっとして、リスクを学んでいきますね。
喧嘩したり、怒られたり、嫌われたり、そうして人間関係を学びますね
でも障害がある子供は、「失敗しないように」「危ない目に合わないように」「怪我しないように」家族や支援者が良かれと思って、先回りしてすべて決めてしまう。
これは自立を阻み、本人の自由を奪っているだけでなく、経験と学習の機会損失にもなっている。ほんと、ほんと、支援者である私もやりがちなことです。これはしかと心に刻んでおきたいもの。
でもね・・気がつきません??
今の日本の子育てと全く同じではないかと。あれこれ先回りして、子供が嫌な思いをしないように、失敗しないようにって。
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