7転び8起き!私の起業ものがたりNo 2「あれこれ手を出すな」

7転び8起き!私の起業ものがたりNo 2「あれこれ手を出すな」

2021年末から名古屋の会社に合流して、オンライン言語リハビリの事業を展開していく予定でした。が、5月末に退職し、大阪に戻ってきました。なかなか濃い修行の日々でした。これを記録に残さないのはもったいなさ過ぎると思って、しばらく失語症や高次脳機能障害とは関係ないですが、起業してからの紆余曲折含めて、書き記していこうと思います。人生塞翁が馬みたいな、私のストーリーをお楽しみください。

昨日は「呪いの言葉」について書きました。本日は、起業したての人にありがちな「あれこれ手を出しちゃう」ことについて書きます。

なんで関係ないことをしているの?

こういうことを事業としてやりたいなと決意して起業しますよね。でも多くの人は、初めはそれだけに専念できないのが現実ではないでしょうか?その周辺にある様々なことが、必要なのかどうか迷ってしまうことが多いと思うんです。異業種交流会にでたり、いろんなセミナーに参加したり、または今すぐ必要でもないのに資金調達を考えてみたり。日本人に多いのは、名称独占でも、業務独占でもない、認定資格を取ることでしょうか。要は、世の中に氾濫している「起業した人向け」の情報に惑わされるわけです。

例えば、私はオンラインの言語リハビリを起業しましたが、その前にもNPO法人を設立しました。活動理念にある「失語症・高次脳機能障害について広く知ってもらう啓発活動」など、どこで線引きするのか曖昧です(笑)。これに絡めていろいろお声がかかってくるわけですね。全く畑違いならともかく、ある程度、失語症や高次脳機能障害に関わっていることであれば、これはお断りする方が良いのか、それとも何らかのご縁がつながるものなのか判断に迷います。そして起業したら常勤とちがって、拘束されない時間がある程度できてしまうので、オファーを受けてしまうわけです。

事業相談をしたときに、「なんかとっ散らかってるよね。山を登っている途中に、隣に花畑があったら、この花畑綺麗!と言って、ずんずん奥に進んでいって、結局、自分はどこを進んでたのか?って感じじゃやない?本人は気にしてないけど、迷子になってる。そんな状態じゃない」と指摘されました。まさにその通り!

あとで花咲くこともあるから、さらに迷うよね?

確かにその指摘は言い当てている。でも例えば、失語症や高次脳機能障害に関するイベントを開催したり、セミナーをしたり、当事者インタビューをもとに冊子刊行したりが、オンライン言語リハビリにつながらなかったか?いや、これがつながるんですよね。そんな安いお金で引き受けるなと言われた講師などのお仕事も、何かをしようとしたときに、講師をしたことでできた人脈が生きると言うこともあります。結局、自分の労力と時間に見合わせて検討していくしかないかなと思います。自分の事業がある程度のステージになるまでは、とりあえずいただいたお仕事は全て引き受けると言うのは、私は全く無駄なことではないなと考えています。

もちろん、結局無駄になったなぁと言うこともたくさんあります。とくに「なんとなく話を聞きたい」、「なんか今の自分と違うことに関わりたい」という依存性が高い人達、こうした関りは無駄だっただけでなく、消耗します。この辺りは、要注意!

こうして迷わなくなった私

さて、名古屋の会社に入った私。その前も別の会社に入っていました。当然、会社に入ると様々な社員としての業務が発生します。オンライン言語リハビリは育つまでに時間がかかると言われ、ほとんど畑違いのことを、業務の5割以上行っていました。

すると、どうなったか?

見事にこの数か月でオンライン言語リハビリ事業は傾いていきました。利用者数が伸びなかっただけでなく、ちょっとしたトラブルが発生したし、これまでなかったような苦情も来ました。完全に私の手落ちです。ここで私はようやく腹落ちしたわけです。「事業に関係ない仕事は全て断るべきだ」の基準が、自分の中ではぴたりと定まり、退職の願いを出したわけです。幸い、私の思いを理解いただき、通常ではありえない形で大阪に早く戻ることになりました。以前、私にアドバイスした通り「あれこれ手を出すな」通り、オンライン言語リハビリの事業に専念できるよう最大の配慮頂きました。心から感謝しています。

私の活動をご紹介

 

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