夏休み、子供達のお弁当を作る時の工夫〜おうちカフェ〜

夏休み、子供達のお弁当を作る時の工夫〜おうちカフェ〜

夏休み子供にお弁当をもたせているママさん、腐敗防止のため、どんな工夫をされていますか?

我が家の子供は、低学年の時は学童保育、5年生からは朝早くからクラブに出かけ、練習がひと段落するまでお昼ゴハンはお預けの日々でした。おまけに、公立学校なのでクーラーがない!という、こんな生活を姉弟と続けて、かれこれ15年です。びっくり(笑)

夏場はなぜ腐敗しやすいか?菌の増殖温度帯を知ろう

細菌が増殖しやすいのは25〜35度、つまり、夏場の室温です。なので、この温度帯にならないように工夫することが大切。

  • 熱したおかず、暖かいご飯が冷めて室温でキープされると、もうご想像の通りですね。そこで、まずはしっかり火を通して、その後、冷蔵庫で冷まします。熱いおかずを冷蔵庫へ入れる時は、粗熱を取るのが常識ですが、朝はそんな時間ない!ので、作ったおかずをタッパーに入れ、その上にラップを敷いて保冷剤を乗せて粗熱を取り、その後ふたをして冷蔵庫へ!さらに急ぎの時は、先にお弁当箱に詰めてから、お弁当箱ごと冷やします。
  • そして、なるべく温度が上がらないように、保冷剤をお弁当と一緒に包みます。
  • さらに、アルミカップなどにあらかじめおかずを入れて冷凍しておいて、それを一緒に詰めるとお弁当の中からも冷やすことができます!

前夜のおかずは、必ず火を通す!

一度加熱したら死滅する細菌もあれば、死滅しない菌(芽胞菌)があります。ただし、この芽胞菌は増殖しやすい温度帯になると「加熱で死滅する菌体」になるので、再加熱で殺菌することができます。このように加熱→冷却→加熱を繰り返す方法を「間欠滅菌」というそうです。これなら、2、3日の作る置きでも大丈夫ですね。お弁当箱に詰める前に必ず加熱して、冷やしておくことです。

水分を飛ばす!味付けは濃いめに。調味料を工夫

干物がなぜ腐りにくいか?それは水分が少ないからです。塩蔵も、砂糖漬けも、浸透圧を利用して食品の細胞から水分を抜くことで腐敗防止となっています。さらに、塩分は細菌の生育を、お味噌は有用菌がたくさん含まれるので悪用菌を抑制します。お酢は殺菌効果があります。なので、お弁当につめるおかずは

  • ごはんやおかずが暖かいうちに、お弁当箱の蓋をすると水滴が生じるので、厳禁!
  • 濃いめの味をつけること
  • お酢を利用、野菜の酢つけ、酢飯がおすすめ
  • 発酵食品を利用、味噌、塩麹など

菌をつけない工夫を!調理するシンク周り、調理器具は清潔に

最も大事なことは、シンク周り、調理器具を清潔にしておくことです。やかんにお湯を沸かしておいて、まな板をささっと熱湯消毒したり、包丁にかけたりします。

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