感情コントロール(脱抑制)について~鈴木大介さん対談~

感情コントロール(脱抑制)について~鈴木大介さん対談~
高次脳機能障害の方、社会生活で問題になっている感情コントロール、感情抑制について、高次脳機能障害の当事者である鈴木大介さんと岡﨑さん3人で対談しました。その内容をシェアします。
鈴木大介さんについてはこちら⇒http://kurumin.jp/archives/2269
岡﨑憲治さんについてはこちら⇒http://kurumin.jp/archives/1961
この感情コントロールについては、今のところ、有効なリハビリテーションはなくて、対処療法しかないと言われています
これまで習ってきたことは、「前頭前野」の機能が低下して、湧き上がってくる感情を抑制できなくて、その場に不適切な言動に出るっていうイメージだったのですが、鈴木大介さんの話を聞いていると、そもそも湧き上がってくる感情の大きさが違うということがわかりました。

抑制機能の低下のせいではく、湧き上がる感情の大きさが違う!

鈴木さん:

41歳で発症して、感情がめちゃくちゃ信じられない大きさで発生してくるんですね。

未経験、そもそも取り扱ったことがない感情が湧き上がってくるという感じです。

わがままとか、我慢できないとか、勘弁してくれって思う。

最大限の力で頑張って、自分を抑えて何とか普通の扱いをしよう、普通のリアクションしよう、一生懸命我慢して我慢しまくっている状態でした。

なんとか抑えよう、抑えよういう状態なんだけど、すごく苦しいいんですね

離れろといわれても消えない感情

鈴木さん:

抑えて、押えて、それが苦しいけど

岡﨑さん:

もう、押えられない、抑えきれない。離れろと主治医にいわれるけど、いちど離れるけど、また戻ってしまう

一番苦しいところで、やってはあかん、言ってはいけないとわかっていて、何とか抑えたいなと思う。でも押えられないですね

1回離れても、難しいですよ

鈴木さん:

離れたら、感情がおさまる、消えるのは健常者です。すごくつらかった。何度も嫌な感情に集中したら思考をそこから離せない。

初恋で、その子のことを考えたら、勉強できないみたいな(笑)

嫌なことを言った人について、数か月も起こり続けてしまった

岡﨑さん:

抑えようとすると、体が震えてたまらない。それで、元のところに戻って、どなってまう。

自分の中ではわかってるんですよ、あかん、あかんって、解ってるんですよ

僕自身が不条理を受け入れるキャパがない。これおかしいって思ったら、徹底的に追求しますね。

西村:

なやクリニックの先生が「正義の聖子ちゃん」って表現していますね。

社会的に正しい、例えば赤信号を無視した人が許せない、間違いではないけれど、自分の中では正義があるんですよね。私も臨床にいて、そこでそんなに怒る?って場面をみますが、本人から話を聞けば、本人の中では、怒って当然のストーリーだなっていうのはありますね。確かに、本人からすると、嫌だなとか許せないだろうなと。私はこれを感情の抑制、周囲を見て自分の感情をコントロールできない症状と思っていたんですね。

でも、納得いかないことが起こったときの、むっとする感情がめちゃくちゃ大きいのですね。

認知症の方との違いですね、高次脳機能障害の方が怒るときは、わからないでもないなというストーリーがありますよね。

認知症の方は、幻視や幻聴があったり、また記憶障害によって違う内容が定着していたり、本人は思い込んでいるけど、現実と少し食い違っているというか。あと、自罰感は乏しいと聞いています。

鈴木さん:

援助職の人にどうしてもわかってほしいのは、その感情が爆発しないように十分苦しいです。一番は、やっちゃいけないことをやってしまうた後の、自罰感情、死にたくなる。家族に対して攻撃ちゃったあととか

岡﨑さん:

僕で言えば、当然、夫婦喧嘩とかある。やっぱりちょっとした言い合いとかあるでしょ?

僕はそこでね、そのまま離れて、家の中で意味がわからないことをしてしまう。

風呂入って、よくわからない、シャンプーなどぶちまけて、なんで、そんなのするかわからないけど、止められない。

嫌がらせする自分がいるんですよ。

でも、止められない。

その後はほんとにごめんなさい。

情けなくなる、いや、なんでこんなことをしてしまったのだろうって。

お知らせ

鈴木大介さんとの対談は続きます。こちらの対談動画ができました!この障害について知りたい方、下の公式LINEに登録し、動画希望とメッセージお願いします。

50分500円です。興味がある方はぜひお願いします!

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