昨日は、軽度の失語症の方の困りごとについて書きました では、どうしたらいいの?について、今日から書いていきます。 まず、よく言われるメモについてです 言語聴覚士として、たくさんの人を見てきましたが、教科書に書いてある通りにいかない最たるものが、メモです。簡単に「メモを利用しましょう」とありますが、いやいや・・・というの...Read More
昨日に引き続き、NPO法人エスペランサ代表の岡﨑さんが講演用に書いた記事、今日が最後となります。私が彼を知ったのは「交通事故の被害者で、NPOの代表をしてすごい活動をしている人がいるらしい」と、友人が噂を聞きつけてきたことからです。このNPO活動はほんとにすばらしく、彼の高次脳機能障害ならではの特性が存分に活かされてい...Read More
今日からNPO法人エスペランサ代表を務めている岡﨑憲司さんを紹介していきます。かれは養護施設に暮らす子供たちに笑顔を届けたいと、100名以上のボランティアを束ねて活動しています。1年半前、初めに出会ったとき、彼のあまりにエネルギッシュな言動に圧倒されました。そして障害についてかなり熱く語っていましたが、当時はまだ当事者...Read More
見えない障害と言われる高次脳機能障害。 軽度の人は軽度の人にしかわからない困難さがあるのです。それは「障害による困難さをわかってもらえない」「変わってしまった自分に対する悔しい思い」です。 これは全く普通に見える女性のつぶやきです。社会復帰した多くの当事者が同じ悩みを持っています。あなたの周りにもいるかもしれません。ぜ...Read More
前回の続き「軽度高次脳機能障害者の困難さ」についてです。 高次脳機能障害による生活上の困難さは、脳画像や様々なテストだけでは判断しにくく、また軽度であれば会話や身の回りのことはできるので、単純で受動的な入院生活では問題になることはありません。医療従事者が「脳を損傷した人は全員、高次脳機能障害がある可能性がある」と意識し...Read More
私の研究テーマの一つ「軽度高次脳機能障害者の社会生活における困難さ」について。なぜなら、彼らは一度は復職します。が、そのあと継続しているのかどうか?軽度であるがゆえ、研究されていないのです。そして、軽度といえど、大変な思いをしている人はたくさんいるのです。こちらある機関からヒアリングの依頼があり、その時の原稿です。 推...Read More