個性豊かな高次脳機能障害者〜言語聴覚士のお仕事〜

個性豊かな高次脳機能障害者〜言語聴覚士のお仕事〜

これまで「見えない障害」とされる高次脳機能障害者の、辛い思いや苦しみについて発信してきましたが、本日は少し視点を変えて。この障害は、脳卒中や頭部外傷など脳が損傷することによって、人生の半ばになるいわば中途障害です。なので、それまでの人生はいろいろで、もちろんその人がもつ強みも様々。私は常日頃から、この強みを活かせないなんて、社会にとって損だなと思っていました。以前書いたこちらの記事をお読み下さい→ 患者から学ぶ人生訓障害者の職業選択は贅沢?わがまま?

元社長さんの心得

さて、書きためていた手記をオンデマンド出版した下川氏は、元社長さんです。先日、この障害について取材を受けましたが、取材を終えての感想はこちらです。

あの人が1番賢いのは聞き上手なことです。経営者は聞く耳が7、意見を言うのが3
これが鉄則
ひょっとしたら8、2くらいです
一方的に話をしてたら、相手が意見を言えないでしょ?話を聞いてくれたら気持ちいいでしょ?言いたくても我慢します。
初めての時は、場を和ませること。相手が関係していることは、事前にチェックしてます。今回もあの会社のことはいろいろ調べましたよ。当然です。次に話しやすいでしょ?相手の仕事を褒めると喜びます。
しっかり話を聞くと、いい印象を持たれます。でも、決め言葉だけは先に決めておくことです。相手にあわせて、決め言葉だけは先に考えておくのです。
なるほど、なるほど。取材に同行した私は、全国に何十万人と言われる高次脳機能障害者の、社会的背景や、損失について語りまくってしまったことを反省しました。
みなさん、どうですか?営業、会議に際して参考にしてください。ちなみに
みんな、こんな簡単なことをしないんですよ。ちょっとしたことなのにしないんです。僕は社長になったとき、A氏から叩き込まれましたよ。ずっと守ってきました。
だそうです。言うは易し、行うは難しですね。

お知らせ

知っといてぇや これが高次脳機能障害者やで!
下川 眞一
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