言語聴覚士というお仕事 - 言語聴覚士のお仕事 - Page 28( 28 )

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発声・発語・脳機能の活性化!失語症・高次脳機能障害・嚥下障害の方向けの音読会をします

発声・発語・脳機能の活性化!失語症・高次脳機能障害・嚥下障害の方向けの音読会をします

毎週金曜日に、週刊セミナーを担当しています。今、参加者の皆さんから感想をもらいながら、内容を検討しているところ 今週の金曜日7月10日19時〜は「音読会」をします。 音読のすすめ 音読は、以前、脳トレで有名になった川島龍太先生の研究にもあったように、黙読とは比較にならないくらい非常に広い脳の範囲で血流アップしするので脳...Read More
当事者の手記より~失行・失認・半側空間無視について

当事者の手記より~失行・失認・半側空間無視について

まず、半側空間無視について、こちらの本を書いた下川眞一さんは 右の被殻脳出血、それも広い範囲だったので 非常に重度の半側空間無視が残存しています。 左側があまり見えていないので、注意して車椅子を使うようにと、何度も言われた。実際の車イスをこいでいると、頻繁に左の壁によく当たった。注意しているつもりが、なかなか治らなかっ...Read More
失行・失認・半側空間無視について「教科書ではほんとにわからない」

失行・失認・半側空間無視について「教科書ではほんとにわからない」

私は2001年に言語聴覚士の養成校に入学しました。当時、学校もできたてほやほやで 関西では、言語聴覚士として非常に草分け的な先生たちが教鞭をとっておられました。 なので、今、思えば非常に有名な先生方に授業を受けていたんですが 当時の私の頭がついていかなかったので、大変もったいなかったと思っています。 この高次機能障害に...Read More
失行・失認・半側空間無視について「言語聴覚士のお仕事ですよ!」

失行・失認・半側空間無視について「言語聴覚士のお仕事ですよ!」

今日から高次脳機能障害の一つの動作にでる症状についてお伝えします。以前こちらのブログを書きましたが、当事者や家族様むけに週刊セミナーを開催しています。このセミナーを開催してる目的は 脳損傷をしたご自身が自分の症状を知ってもらう 当事者中から当事者さんへまたお伝えすることができたら 周囲の人に実はこういう障害があるんだと...Read More
呼吸体操のすすめ~言語聴覚士のお仕事~

呼吸体操のすすめ~言語聴覚士のお仕事~

声が出にくい、喋りにくいという訴えは少なくないのですが、声を出すには 呼吸(横隔膜、腹筋) 発声(声帯の動き) 調音(軟口蓋という、喉と鼻を遮る筋肉) 構音(唇、舌) これらの筋肉が、タイミングよく動く、的確に動くと、言葉として認知できる音(語音)が出ます。呼吸の筋肉が一番大きくて、舌が一番小さいですね。 呼吸を意識し...Read More
未来志向のリハビリを!

未来志向のリハビリを!

現在の生活が未来を作る!をテーマに毎週、ミニセミナーを理学療法士の中窪美佐緒さんと開催しています→セミナーについてはこちら 今日は座位姿勢について。 あなたはどれですか? 座っている時間はとても長いですよね。 基本のポイントは 上半身が直立で、殿部と大腿(太もも)後面で支持する 股関節、膝関節が90度 でも、この姿勢を...Read More
失語症の方・ご家族の方へ〜体験を形にしませんか?〜

失語症の方・ご家族の方へ〜体験を形にしませんか?〜

失語症は、脳血管疾患などにより、脳内にある言語中枢が傷つくことで「聞く」「読む」「書く」「話す」が困難になる症状です。 詳しくはこちらをご覧ください 失語症の社会的背景 失語症は、学術的には高次脳機能障害の一つです。最初に発表された症例は、1860年にブローカ医師が出会った「タン」としか発話が見られなかった男性です。高...Read More
会話に必要な要素〜理解〜

会話に必要な要素〜理解〜

聞く読む書く話すこの4つの言語機能が低下するのが失語症ですが、脳を損傷した場合、失語症でない人でも会話になると理解が難しくなる場面が見られます。 病院であまり気が付かれないのですが せいぜい 「注意が続かないから、話を聞いてない」くらい。それも相手の表情をよくよく観察している支援者がないと、気が付かない。 ところが会話...Read More
脳卒中後のリハビリをサポート!「脳ケアゼミ」

脳卒中後のリハビリをサポート!「脳ケアゼミ」

この記事は長いです。長いのが苦手な方向けに、短縮版も書きます。まずは、リハビリ兼ねて少しずつでも読んで見てください。 医療に頼ってはだめ 長年、医療と介護の現場で言語聴覚士として働いてきました。そして、この数年、制度の限界を感じ始めました。 診療報酬に翻弄される現場。 3月には4月1日に改訂される診療報酬の情報が流れて...Read More
誤嚥性肺炎について〜絶食だからと言って安全ではない!〜

誤嚥性肺炎について〜絶食だからと言って安全ではない!〜

前回の記事では、誤嚥=肺炎ではなくて、本人(宿主)と、侵襲物のバランスであるとお伝えし、まずは、本人の問題について書きました。今日は侵襲物についてです。 ダメージ与える侵襲物 内容物。例えば、とても綺麗なお茶とかお水のように、細菌がほとんど入っていないものを、誤嚥しても肺炎になるリスクは少ない。むしろケアされていない口...Read More